BSFILE_EXT構造体は、以下の場合にファイル情報を指定するための構造体です。
リカバリー処理を行う場合の出力ファイル情報の指定
入力ファイル、または出力ファイルのファイルシステムにBtrieveファイルシステムを指定した場合の、入力Btrieveファイルのオーナーネーム、または出力Btrieveファイルのインデックス情報の指定
BSFILE_EXT構造体の領域を確保する際の領域の大きさは、BS_OUTTABSIZE(n)を使って求められます。BS_OUTTABSIZE(n)は、n個の出力ファイルの情報をもつBSFILE_EXT構造体の大きさを求めるマクロです。
注意
入力ファイル、または出力ファイルのファイルシステムにBtrieveファイルシステムを指定する場合、BSFILE_EXT構造体では入力ファイルのオーナーネーム、または出力ファイルのインデックス情報を指定します。出力ファイル名は、BSRTFILE構造体のoutfile_addrに指定してください。
typedef struct { unsigned long entry_no; union { BSPTR_BSFILE_BASE dosfs; BSPTR_BSFILE_BASE text; BSPTR_BSFILE_BTRV btrieve; } outfile_opt[1]; } BSFILE_EXT;
BSFILE_EXT構造体のメンバー
以下では、BSFILE_EXT構造体のメンバーについて説明します。
unsigned long entry_no
出力ファイルパス名の数を指定します。
システムの標準ファイルシステムの場合、複数の出力ファイルを指定できます。それ以外のファイルシステムの場合、出力ファイルは1つしか指定できません。0を指定すると出力ファイルの指定を省略したものとみなします。
ファイル拡張情報を設定するメンバー
以下のメンバーは、共用体で定義されています。
BSPTR_BSFILE_BASE outfile_opt[n].dosfs
システムの標準ファイルシステムのバイナリファイルの場合にBSFILE_BASE構造体のアドレスを指定します。
entry_noで指定した個数分指定します。
BSPTR_BSFILE_BASE outfile_opt[n].text
システムの標準ファイルシステムのテキストファイルの場合にBSFILE_BASE構造体のアドレスを指定します。
entry_noで指定した個数分指定します。
BSPTR_BSFILE_BTRV outfile_opt[n].btrieve
Btrieveファイルシステムの場合にBSFILE_BTRV構造体のアドレスを指定します。