ソート処理、マージ処理、およびコピー処理の対象となる入力ファイルのファイル種別とレコード形式を設定します。
構文
object.InputFileType = integer
object
オブジェクトへの参照を表すオブジェクト式を指定します。
integer
入力ファイルのファイル種別とレコード形式を設定します。
設定する値については、次の設定値を参照してください。
設定値
InputFileTypeプロパティの設定値は次のとおりです。
設定値 | 意味 |
---|---|
0 | テキストファイル (省略値) |
1 | バイナリ固定長ファイル |
2 | 富士通COBOL順固定長ファイル |
3 | 富士通COBOL順可変長ファイル |
4 | 富士通COBOL索引固定長ファイル |
5 | 富士通COBOL索引可変長ファイル |
6 | 富士通COBOL相対固定長ファイル |
7 | 富士通COBOL相対可変長ファイル |
8 | Micro Focus COBOL順固定長ファイル |
9 | Micro Focus COBOL順可変長ファイル |
10 | Micro Focus COBOL索引固定長ファイル |
11 | Micro Focus COBOL索引可変長ファイル |
12 | Micro Focus COBOL相対固定長ファイル |
13 | Micro Focus COBOL相対可変長ファイル |
14 | Btrieve固定長ファイル |
15 | Btrieve可変長ファイル |
16 | RDM固定長ファイル |
解説
入力ファイルのファイル種別を設定します。設定できるファイル種別は1種類です。
複数の入力ファイルをInputFilesプロパティで指定する場合、すべて同じファイル種別の入力ファイルを指定してください。
注意
入力ファイル種別として富士通COBOLファイル(設定値2~7)を設定する場合、富士通COBOLファイルシステムが必要です。
データが圧縮されたMicro Focus COBOL索引ファイルを入力ファイルに指定することはできません。
PowerSORTは、富士通COBOLファイルシステムが排他モードで開いているファイルにはアクセスすることができません。また、入力ファイル種別として富士通COBOL索引固定長ファイル(設定値4)、または富士通COBOL索引可変長ファイル(設定値5)を指定した場合は、富士通COBOLファイルシステムが共用モードで開いていたとしてもアクセスすることができません。共用モード、排他モードについては、お使いの富士通COBOLファイルシステムのマニュアルを参照してください。
入力ファイル種別としてBtrieveファイル(設定値14、15)を設定する場合、Btrieveファイルシステムが必要です。
入力ファイル種別としてRDM固定長ファイル(設定値16)を設定する場合、RDM運用環境が必要です。
富士通COBOLファイルシステム(BSAM対応順ファイル)を使用する場合は、環境変数BSORT_COBFSYS_MODEにBSAMを指定した上で、富士通COBOL順固定長ファイル(設定値2)、または富士通COBOL順可変長ファイル(設定値3)を設定してください。