Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド
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付録C データベース連携サービスの環境定義> C.2 セットアップ情報ファイル

C.2.5 OTS_FACT_THR_CONC: OTSシステムのスレッド多重度

 OTSシステムのスレッド多重数を指定します。
 MODEに“SYS”を設定した場合のみ有効になります。
 設定できる値は、1〜31です。
 本ステートメントを省略した場合、省略値として5が設定されます。
 指定した数だけ、begin、commitおよびrollbackなどのCurrentインタフェースやUserTransactionインタフェースを同時に動作させることが可能になります。
 Interstage動作環境定義ファイルの“OTS Multiple degree”に相当します。
 最大値を超えた場合は、警告メッセージ(ots9013)を出力し、31を自動的に設定します。


 OTSシステムのスレッド多重度は、トランザクション処理性能を最大限に引き出すようにチューニングされているため、デフォルト値を変更する必要はありません。
 変更する場合は、以下の関係を保つように設定してください。

OTSシステムのスレッド多重度 =< リソース管理プログラムの多重度(注)
OTSシステムのスレッド多重度 =< 1リソース管理プログラムのトランザクションの最大多重度

注) JTS用リソース管理プログラムにおける多重度は以下の式で求めてください。
  JTS用のリソース管理プログラムのプロセス多重度:JTS_RMP_PROC_CONC
  × JTS用のリソース管理プログラムのスレッド多重度:JTS_RMP_THR_CONC

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