Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

付録B ロードバランス機能を利用した場合の設計> B.3 複数サーバの運用設計> B.3.1 ロードバランスの運用手順

B.3.1.2 サーバオブジェクトの起動時に毎回登録する場合

 ロードバランス対象のオブジェクトを、サーバオブジェクトの起動時に毎回登録する場合の運用手順とその詳細について説明します。なお、1.〜3.の作業については、固定登録の場合と同じ作業を行ってください。

4.ロードバランス対象オブジェクトをロードバランスオブジェクトグループへ登録

 各業務サーバでサーバオブジェクトを起動した後、サーバオブジェクトから、ロードバランス対象オブジェクトをロードバランスオブジェクトグループへ登録します。登録作業については、固定登録の場合と同じ作業を行ってください。
 なお、トランザクションアプリケーションを使用する場合は、ワークユニット定義でネーミングサービスの自動登録を指定してください。この場合、ワークユニット定義にあて先名として指定されたオブジェクト名の“/”(スラッシュ)を、“::”(2つのコロン)に置き換えたロードバランスオブジェクトグループにオブジェクトが自動的に登録されます。

5.ロードバランスオブジェクトグループよりロードバランス対象オブジェクトの削除

 odadministerlbコマンドを利用して、ロードバランスオブジェクトグループからロードバランス対象オブジェクトを削除します。
 ロードバランス機能インタフェースのアプリケーションを使用して、ロードバランス対象オブジェクトを削除することもできます。ロードバランス機能インタフェースのアプリケーション作成については、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“ロードバランス機能のプログラミング”を参照してください。
 なお、トランザクションアプリケーションでロードバランスを使用する場合は、ワークユニットの停止により、ロードバランスオブジェクトグループからオブジェクトが自動的に削除されます。

6.ロードバランスオブジェクトグループの削除

 OD_or_admコマンドを使用して、ロードバランスオブジェクトグループを削除します。
 ロードバランス機能インタフェースのアプリケーションを使用して、ロードバランスオブジェクトグループを削除することもできます。ロードバランス機能インタフェースのアプリケーション作成については、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“ロードバランス機能のプログラミング”を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2008 FUJITSU LIMITED