Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第4章 クラスタサービス機能

4.6 クラスタシステムのテスト方法について

Interstageにおいて異常が発生した場合に、クラスタシステムの切り替えが発生することを確認するためのテスト方法を以下に示します。

[確認方法]

  1. 運用ノードにおいて"ps -ef"コマンドを実行し、manage プロセスのプロセスIDを特定します。以下の実行例とおり"ps -ef"コマンドを実行し、manageプロセスのプロセスIDを特定してください。

    • デフォルトシステムの場合のプロセス特定方法
      ps -efコマンド実行結果の表示行の最後に"default"と表示されます。以下の場合、プロセスIDは2795になります。

      # ps -ef | grep /opt/FSUNtd/lib/manage
      root 2795 1 0 7月 18 ? 0:00 /opt/FSUNtd/lib/manage default
    • 拡張システムの場合のプロセス特定方法
      ps -efコマンド実行結果の表示行の最後に拡張子ステム名が表示されます。以下の場合、拡張システムsys01のmanageプロセスのプロセスIDは3652になります。

      # ps -ef | grep /opt/FSUNtd/lib/manage
      root 2795 1 0 7月 18 ? 0:00 /opt/FSUNtd/lib/manage default
      root 3652 1 0 7月 18 ? 0:00 /opt/FSUNtd/lib/manage sys01

    • プロセス特定方法
      ps -efコマンド実行結果よりプロセスIDを特定します。以下の場合、manageプロセスのプロセスIDは2795になります。

      # ps -ef | grep /opt/FJSVtd/lib/manage
      root 2795 1 0 Jul10 ? 00:00:00 /opt/FJSVtd/lib/manage default
  2. 手順1.で特定したプロセスに対して"kill -9"コマンドを実行し、シグナルを送信します。
    以下に、プロセスIDが2795のプロセスに対する実行例を示します。

    # kill -9 2795

    なお、kill コマンドで送るシグナルは、かならず"-9"を指定してください。

[確認方法]

  1. 運用ノードにおいて、Windowsのタスクマネージャを使用し、manage.exe プロセスを特定します。
  2. 手順1.で特定したプロセスを、タスクマネージャから終了します。

以上の手順の実施によりクラスタシステムの切り替えが発生します。
クラスタシステムとして切り替えが成功したか、また、運用ノード、待機ノードにおけるInterstageの動作状態が妥当であるかを、コマンドなどを使用し、確認してください。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2008 FUJITSU LIMITED