Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第4章 クラスタサービス機能> 4.5 クラスタサービスの運用

4.5.1 運用パターン

 クラスタサービス上での運用パターンは、クラスタ製品が提供する機能にしたがいます。
 以下に、クラスタ製品ごとの運用パターンについて説明します。

【PRIMECLUSTER、SafeCLUSTERの場合】

クラスタシステムに対する操作

運用ノードの状態

待機ノードの状態

起動

停止 → 起動

停止 → 待機

切り替え

起動 → 待機

待機 → 起動

交換

起動 → 待機

待機 → 起動

組み込み

起動

停止 → 待機

停止

起動 → 停止

待機 → 停止

フェイルオーバ(異常発生時)

起動 → 異常停止

待機 → 起動

フェイルオーバ発生後の復旧

異常停止 → 待機

起動

【MSCSの場合】

クラスタシステムに対する操作

運用ノードの状態

待機ノードの状態

起動

停止 → 起動

停止

フェイルオーバ(操作時)

起動 → 停止

停止 → 起動

停止

起動 → 停止

停止 → 停止

フェイルオーバ(異常発生時)

起動 → 異常停止

停止 → 起動

フェイルオーバ発生後の復旧

異常停止 → 待機

起動

 “切り替え”、“フェイルオーバ(操作時)”は、オペレータによる操作によりクラスタの切り替えを行うケース、“フェイルオーバ(異常発生時)”は、異常によりクラスタが自動的に切り替えられるケースになります。


 クラスタ環境では、切り替え/フェイルオーバ時にInterstage管理コンソールの制御の引継ぎは行われません。必ず運用ノード切り替え後に、Interstage管理コンソールの再ログオンが必要です。
 管理サーバをクラスタシステム上で運用する場合、その同一サーバでInterstage Application Serverのサーバ機能を使用することはできません。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2008 FUJITSU LIMITED