Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド |
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第2章 高信頼化システムの設計 |
複数台のサーバを同一システムとして処理を並行に行い、各クライアントで事前に使用サーバの優先度を設定しておくことで静的に負荷を分散させます。サーバ異常時はサーバを切り離して、残りのサーバで運用を行います。
簡単にシステムの信頼性を向上したい。
サーバマシン異常に対する高信頼化を構築可能。クライアントから事前に定義しておくことで負荷を分散させます。特別な設備を必要としません。
クライアントから事前に負荷を分散させるため、小/中規模のシステムに適しています。
静的に負荷を分散させるため、ロードバランスを使用する場合のような均一な負荷のバランスは期待できません。そのため、業務ごとに主として動作するサーバを決めておける、相互待機形態としてのシステムを構築する場合に適しています。
DB共用を使用していない場合は、ノードダウン時も業務が停止することはありません。
DB共用の場合は、ダウンしたサーバで使用していたテーブルに関しては、復旧まで約数十秒必要です。ただし、トランザクション数によってはさらに時間がかかる場合もあります。
業務復旧までの時間は、クラスタサービス機能に対する設計内容に依存します。このため、業務復旧までの正確な時間を確認する場合には実機での確認を行ってください。
各ノードにネーミングサービスおよびインタフェースリポジトリを設定します。
ノードダウン時は残りの1台で運用を行います。
両現用縮退方式による縮退を利用した高信頼化システムを構築する場合、以下の選択肢があります。
以下に組み合わせを示します。
DB使用形態 |
DB未使用 |
DB非共用 |
DB共用 |
---|---|---|---|
使用DBMS |
− |
DBMS製品 |
ノード間でのDB共用に対応したDBMS製品 |
パターン |
パターン1 |
パターン2 |
パターン3 |
DB共用型については、クラスタシステムが必要となります。
必須製品 |
---|
Interstage Application Server Enterprise Edition |
DBMS製品 注1) |
注1)DB未使用時は不要です。
また、DB共用の場合は、ノード間でのDB共用に対応したDBMS製品が必要です。
以下に、両現用縮退方式での縮退でDBMSを使用しない場合について示します。
以下に、両現用縮退方式での縮退で、DBMSを共用しない(ノード間で非共用)場合について示します。
以下に、両現用縮退方式での縮退で、DBMSを共用する(ノード間で共用)場合について示します。
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