Linkexpress メッセージ集
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目次
索引

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TR12001,TR22001,TR32001
File access error(file_name,message[,user_id]) |
転送ファイルのアクセス・エラーが発生しました(file_name,message[,user_id]) |
[メッセージ種別]
エラー
[メッセージの意味]
転送ファイルのアクセス・エラーが発生しました。
[パラメタの意味]
file_name : 異常が発生したファイル名を示します。
message : 詳細エラー・メッセージを示します。システムエラー・メッセージが通知される場合があります。
user_id : ファイルにアクセスしたユーザ名を示します。なお、本パラメタはファイル転送時にセキュリティエラーが発生し、ユーザID情報が存在する場合だけ表示されます。
[オペレータの処置]
詳細エラー・メッセージを確認し、エラーの発生したファイルを確認してください。以下に代表的な詳細エラー・メッセージを説明します。それ以外のシステムエラー・メッセージが表示された場合は、そのエラー内容に従って対処してください。
- "file format error"が出力される場合は以下の理由が考えられます。
- 転送ファイルの形式が、指定されたファイル属性と一致していません。
- 通信プロトコルがFNA(HICS)の場合は、相手システムと自システムでデータ圧縮の有無(path定義命令のspancmpオペランドの指定値が一致していません。
spancmpオペランドについては、「導入ガイド」の「6.5.5.7.50 spancmpオペランド(path定義命令)」を参照してください。
- ftrnrsp()のrec_formatにDTS_API_VARIABLEを指定している場合、または応答側監視業務のattrオペランド、仮想ファイル変換定義のレコード形式にVを指定している場合、送信データにレコード識別子(注)が正しく設定されていません。
注) レコード識別子は各レコードの先頭に存在する4バイトのデータで、前半2バイトはレコード長(レコード識別子の4バイトを含む)、後半2バイトはNULLによって構成されます。このレコード識別子は、グローバルサーバ/PRIMEFORCEが扱うRDWと同一の形式です。
- "not supported device"が出力される場合は以下の理由が考えられます。
- 転送ファイルがネットワークドライブ上に存在しています。
- 転送ファイルがCD-ROMドライブ上に存在しています。
- "No such file or directory"が出力される場合は以下の理由が考えられます。
- 該当するファイルがありません。
- file_nameに示されるファイルが存在する場合、一時エラーが考えられます。この場合、該当するファイル転送要求を再度発行してください。
- file_nameがLinkexpressのインストールディレクトリ配下の内部ファイル名で、ファイル名に"JOBRSP"と言う文字が使用されている場合、lxrspjobコマンド、RSPJOB、またはReaponseJobメソッドが失敗しています。この場合、再度要求を発行するか、相手システムから相手側ジョブ起動を発行してください。
- "No error"が出力される場合は以下の理由が考えられます。
- 通信プロトコルがFNA(HICS)の場合は、相手システムと自システムでデータ圧縮の有無(path定義命令のspancmpオペランドの指定値が一致していません。
spancmpオペランドについては、「導入ガイド」の「6.5.5.7.50 spancmpオペランド(path定義命令)」を参照してください。
- Windowsサービスに登録されたLinkexpressサービスのログオンアカウントにローカルシステムアカウント以外が指定されています。
- Windowsの場合は、パスワードを設定していないユーザIDを使用している可能性があります。パスワードを指定したユーザIDを使用してください。
- "File Extend Error"が出力される場合は、以下の理由が考えられます。なお、一括ファイル転送の展開処理で、異常が発生した場合です。
- 展開先ファイルのアクセスエラーが発生しました。
- スペース不足が発生しました。受信側システムには、一括送信するファイルサイズ合計の2倍のスペースを確保する必要があります。
- 仮想ファイル名の同一の一括ファイル転送要求が、複数同時に実行されました。複数同時に一括ファイル転送要求を実施する場合、仮想ファイル名が重複しないように見直してください。
- "Resource temporarity unavailable"が出力される場合は以下の理由が考えられます。
- 指定されたファイルが使用中です。当該ファイルを使用しているプログラムを終了してから再実行してください。
- "Permission denied"が出力される場合は以下の理由が考えられます。
- ファイルに対するアクセス権がありません。
- 指定されたファイルが使用中です。この場合、該当するファイルを使用しているプログラムを終了してから、ファイル転送要求を再度発行してください。
- user_idに示されるユーザ名がシステムに登録されていません。
- user_idに示されるユーザ名のアカウントパスワード有効期限が過ぎています。
- 業務定義、ファイル転送コマンドおよび利用者プログラムで設定したグループ名に誤りがあります。
- "File exists"が出力される場合は以下の理由が考えられます。
- 指定されたファイルがシンボリックリンクの可能性があります。通常ファイルを指定してください。
- "No space left on device"が出力される場合は以下の理由が考えられます。
- 受信ファイル格納先のディスク容量不足が発生しました。ディスク容量を確保してしてから再実行してください。
- "Arg list too long"が出力される場合は以下の理由が考えられます。
- 一括ファイル転送による転送中の場合、利用可能な最大ファイルサイズ(4294966230バイト)以上のファイルが含まれています。
- "Input/output error"が出力される場合は以下の理由が考えられます。
- Windowsの場合、Windowsシステムのデスクトップヒープが枯渇している可能性があります。Windowsシステムの設定で、デスクトップヒープの値を大きくしてください。
- ファイル転送要求時の転送ファイル名に不当な文字が含まれている可能性があります。file_nameに示されるファイル名を確認してください。
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