Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編 - Windows(R)共通 - |
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第2部 運用管理サーバ編 | > 第5章 利用機能別に必要な設定 | > 5.1 各機能で必要な設定 |
クラスタシステム上で運用管理サーバを運用する場合、プライマリノードでトラブル発生時には、自動切り換えされ、継続して運用できます。しかし、セカンダリノードでトラブルが発生した場合、トラブル発生時にノードやサービスの自動切り換えが正しく行われず、重要な業務の監視や管理の引き継ぎが行われない可能性があります。そこで、本機能ではクラスタ構成にある運用管理サーバで、プライマリノードからセカンダリノードの監視(イベントログを監視)を実現し、継続された管理システムの運用を可能にします。
待機系を監視するには、以下の手順を実施します。
監視対象の待機系の定義では、監視対象とする待機系のホスト名の情報を定義します。
プライマリノード、セカンダリノードの両方で、クラスタ関係にある互いのノードを定義してください。
クラスタノード定義ファイルに、待機系のホスト名の情報を定義する手順を以下に示します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpopagt\etc\opaclshosts |
NodeName SwHostName |
監視する待機系ノードのコンピュータ名を128バイト以内で指定します。
監視する待機系ノードの通信環境定義で指定した自ホスト名を128バイト以内で指定します。
自ホスト名
自ホスト名については、“通信環境定義の「自ホスト名」の定義を変更する”を参照してください。
以下のクラスタシステムの定義方法を示します。
NodeB NodeB |
これによって、NodeAが運用系で動作中の場合、待機中のNodeBから転送されてくるメッセージを監視できます。
NodeA NodeA |
これによって、NodeBが運用系で動作中の場合、待機中のNodeAから転送されてくるメッセージを監視できます。
定義した内容を有効にするために、クラスタサービスを再起動します。再起動方法は、クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
プライマリノード−セカンダリノード間の通信状態は、インテリジェントサービスのノード状態の監視スクリプトを使用することにより監視ができます。
イベントログの数が、運用系より待機系の方が少ない場合、1つのイベントで複数行のイベントが表示される可能性があります。イベントログの数が、運用系より待機系の方が多い場合は、運用系に存在するイベントログだけ監視できます。
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