Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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付録B イベント監視の定義例

B.2 UNIXのシスログを監視対象にする

以下のSolarisのメッセージ(メッセージログ内容を表示した場合の形式)を監視対象にする場合の定義例を説明します。

監視対象にするイベントを定義するために、[イベント定義(詳細)]ダイアログボックスを使用します。

  1. [イベント監視の条件定義]ウィンドウを起動します。
  2. [イベント]-[イベントの追加]メニューを選択します。

    →[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックスが表示されます。

  3. [ホスト名の特定]、および[メッセージの特定]をします。また、その他の条件を設定する場合は、[詳細設定]ボタンをクリックします。

    →[イベント定義(詳細)]ダイアログボックスが表示されます。

[イベント定義(詳細)]ダイアログボックスを使用して、以下のようにメッセージを特定する条件を設定します。全項目を設定する必要はありません。運用に合わせて必要な項目だけ設定してください。

メッセージの対応する項目

[イベント定義(詳細)]ウィンドウの項目

メッセージを特定する条件の説明

unixsrv01.xxx.yyy.co.jp

… (c)

[ホスト名の特定]

ある特定のホストからから発生したメッセージのみを定義する場合は、[ホスト名]に下位コンピュータのホスト名を設定します。複数の下位コンピュータから発生するメッセージをまとめて監視する場合は、[特定しない]または、[全ての他システム]を選択します。
[全ての他システム]を選択した場合は、自ホストから発生したメッセージは監視されません。

-

(注1)

[監視イベント種別の特定]

発生イベントの[監視イベント種別]を設定します。下位システムでどのように設定しているかわからない場合は[特定しない]を設定します。
[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]タブの[詳細設定]ボタンをクリックして[メッセージ監視(詳細)]画面で、[監視イベント種別]の項目で設定した内容です。“自動設定”を設定している場合、シスログに出力されるメッセージの[監視イベント種別]は[システム]です。

-

[エラー種別の特定]

エラー種別がないメッセージの場合、[種別なし]か、[特定しない]を設定します。

-

(注2)

[通報番号の特定]

発生イベントの[通報番号]を設定します。下位システムでどのように設定しているかわからない場合は[特定しない]を設定します。
[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]タブの[詳細設定]ボタンをクリックして[メッセージ監視(詳細)]画面で、[通報番号の設定]の項目で設定した内容です。“自動設定”を設定している場合は、0です。

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(注3)

[重要度の特定]

[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]タブの[詳細設定]ボタンをクリックして[メッセージ監視(詳細)]画面で、[重要度の設定]の項目で設定した内容です。“自動設定”を設定している場合、エラー種別のないメッセージの[重要度]は[重要]を設定します。

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[ラベルの特定]

エラー種別文字列がないため、ラベル名はなしとして扱います。ラベルがないメッセージの場合、[ラベルなし]か[特定しない]を設定します。

su: 'su root' failed for user1 on /dev/pts/1

… (d)

[メッセージテキストの特定]

発生イベントのメッセージテキストを設定します。メッセージテキスト文字列すべてを設定する必要はありません。特殊な単語、特殊な文型があれば、それらを設定することもできます。

注1)
下位システム(被監視システム)で設定された監視イベント種別
注2)
下位システム(被監視システム)で設定された通報番号
注3)
下位システム(被監視システム)で設定された重要度
備考)
“下位システム(被監視システム)で設定された”とは、上記メッセージと一致するイベント監視の条件定義について下位システム(被監視システム)で定義したときの[イベント定義/アクション定義]-[メッセージ監視アクション]タブの[詳細設定]ボタンをクリックして[メッセージ監視(詳細)]画面で、設定した内容を示します。

メッセージ内にSolarisが付加する以下の文字列がある場合、比較文字列から削除してイベント監視の条件定義と比較されます。

例:

MpAosfB[2565]: UX:MpAosfB: [ID 498913 daemon.error] ERROR: 7011: Error occurred in system function

このメッセージを、ラベル/エラー種別/テキストに分割すると、以下のようになります。

ラベル:

^UX:MpAosfB

エラー種別:

エラー

テキスト:

^7001: Error occurred in system function

UNIXのシスログは、監視対象のログファイルにエラー種別[NOTICE]が出力された場合でも、重要度は[通知]にはならず、[重要]になります。


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