Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 監視システムを構築する> 第15章 インストールレス型エージェントを使用する> 15.1 設定手順

15.1.2 運用管理サーバ・部門管理サーバの設定

運用管理サーバと監視対象が異なる種類(プラットフォーム)の場合、部門管理サーバを設置してください。部門管理サーバの設置時に必要な設定を説明します。

◆監視に必要なアカウントの準備 (Windowsの場合のみ)

運用管理サーバ・部門管理サーバで、インストールレス型エージェントのサーバで監視に必要なアカウントを設定します。設定手順は、“Windowsの場合”を参照してください。

◆telnetサービスの起動

telnetサービスの起動について設定を変更します。

◆インストールレス型エージェントで監視するための定義

インストールレス型エージェントでシステムを監視するための定義は、運用管理サーバにおいてポリシーで定義します。[インストールレス型エージェント監視]画面を起動し、監視する対象のシステムの情報を設定します。ポリシーの配付先には、監視する対象のシステムを選択します。

大規模システムの場合の設定手順

監視対象のノードで共通の定義は、[インストールレス型エージェント監視]で定義します。

監視対象のサーバごとにアカウント情報が異なる場合など、ノードごとに個別の設定が多い場合は、インストールレス型エージェント監視の個別定義ファイルを作成します。

インストールレス型エージェント監視の個別定義ファイルの詳細は、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。

以下の手順で設定を行います。

  1. 他と異なる設定をする必要があるノードについて、インストールレス型エージェント監視の個別定義ファイルを作成します。
  2. 運用管理サーバでmpalsexdef(インストールレス型エージェント個別情報設定コマンド)を実行します。
  3. ポリシーの設定を行います。
    [Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[ポリシー定義]-[インストールレス型エージェント監視]を選択します。

    →[インストールレス型エージェント監視[管理]]画面が起動します。

  4. [インストールレス型エージェント監視[管理]]画面の左側のフレームで[インストールレス型エージェント監視]を選択し、ツールバーの[新規作成]ボタンをクリックします。

    →[監視ポリシー[ポリシーの作成]]画面が表示されます。

  5. [監視ポリシー[ポリシーの作成]]画面で、監視ポリシーの作成方法によって、[新規作成]、または、[既存のポリシーを複写して作成]を選択します。
  6. [新規作成]を選択した場合は、[ポリシー名]入力域に任意のポリシー名を記述し、[OK]をクリックします。[既存のポリシーを複写して作成]を選択した場合は、[複写元ポリシー名]のコンボボックスで複写対象のポリシーを選択し、[OK]をクリックします。

    →[インストールレス型エージェント監視]画面が表示されます。

  7. [通信環境]タブで必要な設定をします。
  8. [動作設定]タブをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

    →[動作設定]で必要な設定をします。

  9. [インベントリ収集を行う]の[詳細]ボタンをクリックします。

    →[インベントリ管理の設定]画面が表示されます。

  10. 必要な設定を行い、[OK]をクリックします。
  11. [インストールレス型エージェント監視[管理]]画面の左側のフレームで、配付するポリシーを選択し、[操作]-[配付先の設定]をクリックします。

    →[インストールレス型エージェント監視[配付先]]画面が表示されます。

  12. [インストールレス型エージェント監視[配付先]]画面で[ノードの追加]をクリックします。

    →[監視ポリシー[配付先の追加]]画面が表示されます。

  13. ノード/フォルダ一覧から、インストールレス型エージェントとして監視する対象のノードを選択し、[追加]をクリックします。
  14. [インストールレス型エージェント監視[配付先の追加]]画面で[OK]をクリックします。
  15. [インストールレス型エージェント監視[管理]]画面のツリー画面で、配付するポリシーを選択し、[操作]-[配付]をクリックします。

中・小規模システムの場合の設定手順

監視対象のサーバごとに異なる設定が少ない場合は、設定の異なるノードごとにポリシーを作成します。

以下の手順で設定を行います。

  1. 監視ポリシーの設定を行います。
    [Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[インストールレス型エージェント監視]を選択します。

    →[インストールレス型エージェント監視[管理]]画面が起動します。

  2. [インストールレス型エージェント監視[管理]]画面のツリー画面で[インストールレス型エージェント監視]を選択し、[新規作成]ツールバーボタンをクリックします。

    →[監視ポリシー[ポリシーの作成]]画面が表示されます。

  3. [監視ポリシー[ポリシーの作成]]画面で、監視ポリシーの作成方法によって、[新規作成]、または、[既存のポリシーを複写して作成]を選択します。
  4. [新規作成]を選択した場合は、[ポリシー名]入力域に任意のポリシー名を記述し、[OK]をクリックします。[既存のポリシーを複写して作成]を選択した場合は、[複写元ポリシー名]のコンボボックスで複写対象のポリシーを選択し、[OK]をクリックします。

    →[インストールレス型エージェント監視]画面が表示されます。

  5. [通信環境]タブで必要な設定をします。
  6. [動作設定]タブをクリックします。

    →以下の画面が表示されます。

    →[動作設定]で必要な設定をします。

  7. [インベントリ収集を行う]の[詳細]ボタンをクリックします。

    →[インベントリ管理の設定]画面が表示されます。

  8. 必要な設定を行い、[OK]をクリックします。
  9. [インストールレス型エージェント監視]画面で [OK]をクリックします。
  10. [インストールレス型エージェント監視[管理]]画面のツリー画面で、配付するポリシーを選択し、[操作]-[配付先の設定]をクリックします。

    →[インストールレス型エージェント監視[配付先]]画面が表示されます。

  11. [インストールレス型エージェント監視[配付先]]画面で[ノードの追加]をクリックします。

    →[監視ポリシー[配付先の追加]]画面が表示されます。

  12. ノード/フォルダ一覧から、インストールレス型エージェントとして監視する対象のノードを選択し、[追加]をクリックします。
  13. [インストールレス型エージェント監視[配付先の追加]]画面で[OK]をクリックします。
  14. [インストールレス型エージェント監視[管理]]画面のツリー画面で、配付するポリシーを選択し、[操作]-[配付]をクリックします。

■監視イベントをフィルタリングするための定義

Systemwalker Centric Managerを導入していないサーバで発生したイベントは監視サーバ(運用管理サーバ/部門管理サーバ)でフィルタリングする必要があります。

監視ポリシーを使用してイベント監視の条件を定義する場合は、予めSystemwalker Centric Managerを導入していないサーバにインストールしている製品のイベント監視テンプレートを運用管理サーバにインストールします。イベント監視の条件定義を作成する時に、Systemwalker Centric Managerを導入していないサーバで使用している製品用のテンプレート定義を選択してください。

■セキュリティを強化するためにSSHを使用する場合

SSHで通信できる環境をユーザ自身で準備/設定します。

  1. SSH通信用のアカウントを準備します。

    監視サーバ(運用管理サーバ/部門管理サーバ)、および監視対象のサーバでSSH通信用のアカウントを準備します。

    同じ名前で登録してください。このアカウントを、[インストールレス型エージェント監視定義]画面の[SSHの設定]の[アカウント]に指定します。

  2. SSHを起動します。

    監視サーバ(運用管理サーバ/部門管理サーバ)、および監視対象のサーバでSSHデーモンを起動します。

    SSHがインストールされていない環境では、SSH(またはOpenSSH)をインストールしてください。インストール方法やデーモン起動方法は、SSHのマニュアルを参照してください。

  3. 公開鍵と秘密鍵を設定します。

    監視サーバに秘密鍵、監視対象のサーバに公開鍵を置き、認証の設定をします。設定をしない場合は、監視サーバから監視対象のサーバに接続する時に、パスワードの問い合わせが発生します。

    1. SSH通信用に準備したアカウントで公開鍵と秘密鍵を生成します。この時、パスフレーズは指定しません。
    2. 秘密鍵を監視サーバの規定ディレクトリに格納します。
    3. 公開鍵を監視対象のサーバの規定ディレクトリに格納します。

    各作業の詳細については、SSHのマニュアルを参照してください。

なお、運用中に公開鍵と秘密鍵を変更した場合、公開鍵と秘密鍵を各サーバに再設定してください。Systemwalker Centric Managerの再起動は不要です。

■インストールレス型エージェントでの監視を止める場合

[監視ポリシー[管理]]画面で、以前設定したポリシー名を選択し、ポリシーを削除します。

インストールレス型エージェントで監視対象のサーバとして定義されたサーバにSystemwalker Centric Manager エージェントをインストールした場合は、イベントが二重に通知されます。該当のサーバのポリシー定義を削除するか、配付対象ノードから該当ノードをはずして、ポリシー定義を再配付してください。

■Systemwalker Centric Manager エージェントを導入した監視から、インストールレス型エージェントでの監視に移行する場合

業務サーバのシステム更改のタイミングなどで、インストールレス型エージェントでの監視に移行する場合は、以下の手順で設定します。

  1. 対象の業務サーバからSystemwalker Centric Managerをアンインストールします。

    Systemwalker Centric Managerのアンインストールの詳細は、“Systemwalker Centric Manager導入手引書”を参照してください。

  2. 運用管理サーバにおいて、対象システムのノードを削除します。
  3. 以下のどちらかの方法で、対象システムの情報を設定します。
  4. インストールレス型エージェントの標準ポリシーの配付先に対象システムを追加します。
  5. ポリシーを再配付します。

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