Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 監視システムを構築する> 第15章 インストールレス型エージェントを使用する> 15.1 設定手順

15.1.1 インストールレス型エージェントのサーバの設定

インストールレス型エージェントのサーバでの設定について説明します。

■UNIXの場合

  1. リモート接続(ログイン)するためのアカウントを準備します。
  2. ログインシェルを/bin/sh に設定します。
  3. Firewallで以下のポートを設定します。

    telnetで使用するポート:23

    SSHで使用するポート:22

  4. telnetデーモンを起動します。

Windowsの場合

  1. 管理者アカウントを準備します。

    準備するアカウントでは、「ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要」を選択しないでください。

  2. Windows Vista以降のユーザアカウント制御を使用している場合、以下のどちらかの作業を実施する必要があります。ユーザアカウント制御を使用していない場合は、実施する作業はありません。
  3. FirewallでWMIで使用するポートを設定します。

    WMIは、135と1024以降の動的に割りあたるポートを使用します。

    Firewallの環境では、以下の設定を実施します。

    1. 動的に割りあたるポートを制御し特定のポートを使用するように設定します。

      Microsoft社から公開されている“文書番号:154596”を参照して設定してください。

      設定後、135、および設定したポートのTCP/UDPを許可します。

    2. “Windows ファイアウォール”の場合
      • 【Windows XP、Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EEの場合】

        [グループポリシー](gpedit.msc)より、[ローカル コンピュータ ポリシー]-[コンピュータの構成]-[管理用テンプレート]-[ネットワーク]-[ネットワーク接続]-[Windows ファイアウォール] を順に展開し、WORKGROUP環境の場合は[標準プロファイル]、ドメイン環境の場合は[ドメインプロファイル]を選択します。

        [Windows ファイアウォール: リモート管理の例外を許可する] を右クリックし、[プロパティ] を選択する。 [有効] を選択し、[OK]ボタンをクリックします。

  4. Firewallでtelnetで使用するポートを設定します。

    telnetで使用するポートは、23です。ポート番号23について、TCP/UDPを許可してください。

  5. telnetサービスを起動します。

    Windows XP:サービスを自動起動に変更します。

    Windows Vista/Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems:サービスの有効化、および自動起動に変更します。

  6. ドメインに参加していない Windows XP Professional の場合は、セキュリティ設定を変更します。
    1. [ローカル セキュリティ ポリシー]を開き、[ローカル セキュリティの設定]のコンソール ツリーで、[セキュリティの設定]-[ローカルポリシー]-[セキュリティオプション]を選択します。
    2. ポリシー“ネットワークアクセス:ローカルアカウントの共有とセキュリティモデル”のセキュリティ設定を“クラシック : ローカル ユーザーがローカル ユーザーとして認証する”に変更します。

■インストールレス型エージェントでインベントリ収集を行う場合

インストールレス型エージェントでクラスタ運用を行う場合、それぞれのノードに対して個別にインベントリ収集を実施してください。


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