Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 監視システムを構築する> 第11章 ネットワーク/システムを監視する> 11.1 ネットワーク/システムの障害を監視する

11.1.2 障害を調査する

[Systemwalkerコンソール[監視]]の[ツリー選択]コンボボックスから、[ノード一覧]、[ノード管理]または[業務管理]のどれかを選択し、監視するツリーのフォルダを選択しておきます。特定のノードを監視するときには、[ノード管理]ツリーを選択します。アプリケーションの稼働状況を含めてノードを監視するときには、[業務管理]ツリーを選択します。すべてのノードを監視する場合には[ノード一覧]ツリーを選択します。

障害が発生すると、[監視イベント一覧]にメッセージが表示されます。最大、10,000件のメッセージが[監視イベント一覧]に表示されます。[監視イベント一覧]に表示されたメッセージを監視イベントといいます。[業務管理]ツリー、[ノード管理]ツリー、[ノード一覧]ツリーのいずれのツリーでも、イベントが発生したノードを含むフォルダ、およびすべての上位フォルダは、赤く点灯します。[監視マップ]では、ノードに“×”マークが表示されます。リスト表示すると、障害の発生したノードの背景が赤色表示されます。また、[監視イベント種別]ウィンドウでは、発生した障害(監視イベント)の種別に応じて、“×”マークが表示されます。

[トラブルバー]には、イベントの分類ごとにイベントの件数が表示されます。[トラブルバー]のアイコンをクリックすると、クリックした分類のイベントが絞り込まれて表示されます。

[Systemwalkerコンソール]で障害の発生を確認したら、次に、障害の原因を調査するために、[監視イベント一覧]のメッセージテキストを参照します。[監視イベント一覧]のメッセージテキストは、水平スクロールバーを操作し、メッセージの内容を参照します。または、[監視イベント一覧]のイベントをダブルクリックし、[監視イベント:対処]画面の[メッセージ]の内容を参照し、メッセージの意味、対処方法を調べます。

[監視イベント一覧]で、[対処]項目が表示されているイベントから[監視イベント:対処]画面を起動すると、[メッセージ説明]タブが表示されます。[メッセージ説明]タブには、ユーザが登録したメッセージ説明と、Systemwalkerテンプレートの情報が表示されます。[メッセージ説明]タブに表示されているメッセージ説明の1行目の内容が、[監視イベント一覧]の[対処]項目に表示されています。

メッセージやメッセージ説明の内容に応じて、以下のような調査を行い、障害に対処します。

◆SNMPトラップ

種別がネットワークである監視イベントで、以下のようなメッセージが表示されることがあります。

ネットワーク異常を知らせる SNMPトラップを受信すると、そのSNMPトラップが発生したノードのアイコンとラベルカラーの変化、アラーム音で通知しますので、異常ノードが一目でわかります。[監視マップ]上で、アラームが発生したノードを含む、ネットワークのアイコンとラベルカラーも変化しますので、[監視マップ]からネットワーク全体のアラーム監視が行えます。

これらの監視イベントは、監視対象機器のエージェント(SNMPエージェントまたは管理アプリケーション)から、何らかの事象発生を意味するSNMPトラップが通知されたことを示すものであり、必ずしもトラブルの発生を意味している訳ではありません。

なお、受信可能なSNMPトラップは、PDU長が2キロバイトまでであるため、2キロバイトを超えるSNMPトラップは破棄します。

各メッセージの意味については、“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“MpCNapplで始まるメッセージ”を参照してください。


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