Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 監視システムを構築する> 第10章 イベント監視の設定をする> 10.5 アクションを定義する

10.5.4 メールで通報する

イベント発生時にメール送信を行うためには、以下の設定が必要です。

MS-Mailを使用する場合は、[アクション環境設定]-[アクション実行先]の設定が必要になります。

[アクション環境設定]の呼び出し方法については、“アクションを定義する”の“[アクション環境設定]の呼び出し方法”を、[イベント定義/アクション定義]の呼び出し方法については“[イベント定義/アクション定義]の呼び出し方法”を参照してください。

メール通報のアクション環境を設定す

◆E-Mail送信を行う場合

以下の設定を行います。

◆MS-Mail送信を行う場合

MS-Mail送信は、アクション実行先に指定したホストがWindows NT(R)の場合のみ、実行できます。アクション実行先には、V12.0L11 以前のバージョンの Systemwalker Centric Manager がインストールされているホストを指定してください。アクション環境設定を行う前に、アクション実行先に指定したホストで、「コントロールパネル」のメールからMS-Mailの環境設定を行う必要があります。MS-Mailの環境設定では、クライアントをインストールするときに指定した[スタートアップアカウント]に対して、プロファイル名を設定します。[アクション環境設定]ダイアログボックスの[プロファイル名]には、MS-Mailの環境設定で設定したプロファイル名を設定します。

Systemwalkerのほかの機能がMS-Mailを使用している場合は、その[プロファイル名]に一致させる必要があります。この名前以外で設定すると、メールが正常に送信されない場合があります。

メール通報のアクションを定義す

メール送信アクションについての情報を設定します。メール通報を実施するときに、[メールによる通知を行う]チェックボックスをチェックします。

HP-UXおよびAIXではメール連携機能を使用してイベントを通知する場合、暗号化(S/MIME)を使用して通知することはできません。


UTF-8環境(UNIX版)の場合

メール連携で送信するデータは、EUCコードで送信されます。このため、文字コードがUTF-8環境の場合、内部的に文字コードを変換して送信しています。コード変換に失敗した場合、以下のデータに置き換えて送信されます。置き換えた結果、データの最大長を超えた場合は、最大長以降がカットされます。

■アクション実行ログを出力する

mpaosactrev(アクション実行履歴の表示コマンド)を実行すると、アクション実行履歴ファイルに、以下の形式で表示されます。

時刻 番号 E-MAIL アクション管理番号 処理 [ADDR=メールアドレス]


時刻 番号 MS-MAIL アクション管理番号 処理 [HOST=実行先 ADDR=メールアドレス]

項目は、以下の値を表しています。

項目名

時刻

出力したアクションの情報の処理を行った日時

番号

イベント監視の条件定義と比較したイベントのサービスを起動してからの通番です。

アクション管理番号

アクションを管理する番号を表示します。[アクション管理]画面の[管理番号]と一致します。

処理

以下のどれかになります。

REQUEST:
実行待ち状態になりました。

START:
アクションが開始しました。

NORMAL:
アクションが正常終了しました。

DELETE:
[アクション管理]画面より削除されました。

ERROR:
なんらかのエラーが発生しました。

HOST=実行先

処理が“START”の場合に、MS-Mailを実行したアクション実行先ホスト名を表示します。

ADDR=メールアドレス

処理が“START”の場合に、メールを送信したアドレスを表示します。アドレスが複数ある場合は、“,”で区切って表示します(最大5個)。

メール通報時に指定したコマンドを実行する場合

メール通報時に指定したコマンドを実行する場合は、[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]-[アクション定義(詳細)]-[メール]タブ、および[アクション環境設定]-[メール]タブで以下を設定します。

設定例)1

設定例)2

Systemwalker Operation Managerが提供するjobschgetoutputコマンドを「実行コマンド」として登録することで、Systemwalker Operation Managerのジョブネットの情報を添付ファイルとしてメール送信できます。ジョブネット情報を添付ファイルとしてメールに送信する場合はイベント監視の条件定義を以下のように設定します。

  1. イベント監視の条件定義にジョブネットのエラーメッセージを監視するよう設定します。ホスト名の特定は"自システム"、エラー種別の特定は"エラー"、ラベル名の特定は"^UX:jobschExit$"を設定します。
  2. ジョブの出力を取得するjobschgetoutput(ジョブ出力取得コマンド)を実行コマンドに指定します。ジョブネットがエラーとなった場合のメッセージを"%MSG"を使用して-mオプションに渡します。jobschgetoutputコマンドの結果を/tmp/jobschoutput.logに出力します。
  3. 送信ファイルには、jobschgetoutputコマンドで出力した/tmp/jobschoutput.logを指定します。
  4. /tmp/jobschoutput.logは一時的なファイルであり、メールを送信したあとに削除する必要があります。削除するために「送信ファイルを削除する」にチェックを入れます。

コマンド、およびジョブネット情報として送信されるファイル形式は、Systemwalker Operation Managerのマニュアルを参照してください。


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