Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第2部 監視システムを構築する | > 第10章 イベント監視の設定をする | > 10.5 アクションを定義する |
イベント発生時にメール送信を行うためには、以下の設定が必要です。
MS-Mailを使用する場合は、[アクション環境設定]-[アクション実行先]の設定が必要になります。
[アクション環境設定]の呼び出し方法については、“アクションを定義する”の“[アクション環境設定]の呼び出し方法”を、[イベント定義/アクション定義]の呼び出し方法については“[イベント定義/アクション定義]の呼び出し方法”を参照してください。
以下の設定を行います。
MS-Mail送信は、アクション実行先に指定したホストがWindows NT(R)の場合のみ、実行できます。アクション実行先には、V12.0L11 以前のバージョンの Systemwalker Centric Manager がインストールされているホストを指定してください。アクション環境設定を行う前に、アクション実行先に指定したホストで、「コントロールパネル」のメールからMS-Mailの環境設定を行う必要があります。MS-Mailの環境設定では、クライアントをインストールするときに指定した[スタートアップアカウント]に対して、プロファイル名を設定します。[アクション環境設定]ダイアログボックスの[プロファイル名]には、MS-Mailの環境設定で設定したプロファイル名を設定します。
Systemwalkerのほかの機能がMS-Mailを使用している場合は、その[プロファイル名]に一致させる必要があります。この名前以外で設定すると、メールが正常に送信されない場合があります。
メール送信アクションについての情報を設定します。メール通報を実施するときに、[メールによる通知を行う]チェックボックスをチェックします。
発生したイベントに対して、メッセージ選択定義の複数の行で特定される場合のアクションの実行方法を指定します。
メッセージ選択定義の上から順に比較し、初めて特定された場合に、アクションが実行されます。複数の行で特定されるイベントの場合、1アクションだけ実行する場合に指定します。初期値は、[上位優先]です。
前方のメッセージ選択定義に一致したかどうかに関係なく、特定された場合に、アクションが実行されます。複数の行で特定されるイベントの場合、すべて、または複数のアクションを実行する場合に指定します。
メールの宛先は、複数指定することができます。宛先を複数指定した場合、[宛先リスト]の先頭から順に通報が行われます。
特定されたメッセージに関する情報を送信する場合にチェックします。送信される情報は、発生ホスト名(コンピュータ名)、発生日時、メッセージ本文です。
[詳細]ボタンをクリックすると、送信する[メールの表題]、[コメント]および[送信ファイル名]を設定することができます。また、送信するメールのタイトルには、“%MSG”、“%DATE”、“%HOST”を指定できます。“%MSG”、“%DATE”、“%HOST” を使用する場合は、%の前に半角の空白が必要です。また、“%MSG”で渡されるメッセージは、メッセージ監視アクションのメッセージの編集に指定したスクリプトで編集する前のメッセージです。詳細は、“Systemwalker Centric Managerオンラインヘルプ”を参照してください。
システムで発生したイベントに関する情報を、Systemwalker Centric Managerのシステム監視機能に、E-Mailを使って送信する場合に選択します。送信される情報は、[イベント定義/アクション定義]ダイアログボックス-[メッセージ監視アクション]で定義した形式に変換されます。
HP-UXおよびAIXでは、メール連携機能を使用してイベントを通知する場合、暗号化(S/MIME)を使用して通知することはできません。
UTF-8環境(UNIX版)の場合
メール連携で送信するデータは、EUCコードで送信されます。このため、文字コードがUTF-8環境の場合、内部的に文字コードを変換して送信しています。コード変換に失敗した場合、以下のデータに置き換えて送信されます。置き換えた結果、データの最大長を超えた場合は、最大長以降がカットされます。
変換に失敗した以降の文字列が、最大20バイト分のバイナリデータ(16進数)で入ります。
変換に失敗した以降の文字列が、バイナリデータ(16進数)に置き換えられます。
mpaosactrev(アクション実行履歴の表示コマンド)を実行すると、アクション実行履歴ファイルに、以下の形式で表示されます。
時刻 番号 E-MAIL アクション管理番号 処理 [ADDR=メールアドレス] |
時刻 番号 MS-MAIL アクション管理番号 処理 [HOST=実行先 ADDR=メールアドレス] |
項目は、以下の値を表しています。
項目名 |
値 |
時刻 |
出力したアクションの情報の処理を行った日時 |
番号 |
イベント監視の条件定義と比較したイベントのサービスを起動してからの通番です。 |
アクション管理番号 |
アクションを管理する番号を表示します。[アクション管理]画面の[管理番号]と一致します。 |
処理 |
以下のどれかになります。 REQUEST: START: NORMAL: DELETE: ERROR: |
HOST=実行先 |
処理が“START”の場合に、MS-Mailを実行したアクション実行先ホスト名を表示します。 |
ADDR=メールアドレス |
処理が“START”の場合に、メールを送信したアドレスを表示します。アドレスが複数ある場合は、“,”で区切って表示します(最大5個)。 |
メール通報時に指定したコマンドを実行する場合は、[イベント定義/アクション定義]-[通知/実行アクション]-[アクション定義(詳細)]-[メール]タブ、および[アクション環境設定]-[メール]タブで以下を設定します。
[メール詳細]画面では以下の項目を指定します。
[実行コマンド]に指定したコマンドが出力するファイルを、メールに添付する場合に指定します。
チェックすると、指定されたファイルが送信後に削除されます。
チェックしない場合は、残ったファイルは手動で削除する必要があります。
[送信ファイルを削除する]をチェックすると、メール送信に失敗した場合でも、ファイルは削除されます。
ただし、[アクション管理]画面で[異常終了]の状態になっている場合は、以下の方法で指定したファイルを送信することができます。
指定したコマンドが、メールを送信する前に実行されます。
コマンドが実行できない場合や、指定したコマンドが存在しない場合は、送信するメールのコメントの末尾に以下の説明が追加されます。
実行コマンドが実行できません。 |
チェックすると、メールに添付するファイルの最大サイズを指定することができます。
送信するファイルのサイズが、指定したファイルサイズを超えた場合の動作は、指定したファイルの種類によって以下のように異なります。
ファイルの末尾から、最大サイズに指定したサイズまでを切り取って送信します。
送信するメールのコメントの末尾に以下の説明が追加されます。
送信ファイル名に指定したファイルは最大サイズを超えました。一部を削除して送信します。 |
ファイルは添付しないで、送信するメールのコメントの末尾に以下の説明が追加されます。
送信ファイル名に指定したファイルは最大サイズを超えました。ファイルは送信していません。 |
指定した時間内に実行コマンドが終了しなかった場合は、コマンドの実行を中断してメール送信を行います。コマンドの実行を中断した場合は、送信メールのコメントの末尾に以下の説明が追加されます。
実行コマンドが指定した時間以内に完了できませんでした。 |
[実行コマンドに動作完了までの待ち時間]を指定しない場合、実行コマンドの動作が完了するまで、次のメール送信を行いません。
設定例)1
項目([メール詳細]画面) |
設定値 |
[送信ファイル名] |
/var/tmp/usrlog.txt.Z |
[送信ファイルを削除する] |
チェックする |
[実行コマンド] |
/bin/compress /var/tmp/usrlog.txt |
設定例)2
Systemwalker Operation Managerが提供するjobschgetoutputコマンドを「実行コマンド」として登録することで、Systemwalker Operation Managerのジョブネットの情報を添付ファイルとしてメール送信できます。ジョブネット情報を添付ファイルとしてメールに送信する場合はイベント監視の条件定義を以下のように設定します。
コマンド、およびジョブネット情報として送信されるファイル形式は、Systemwalker Operation Managerのマニュアルを参照してください。
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