Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編(互換用) - UNIX/Windows(R)共通 -
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7.2.2 イベントを集約して監視する設定をする
Systemwalker Centric Manager で検出した異常事象は、運用管理サーバにて集中監視し、運用管理クライアントで管理者が確認します。
1つの異常事象で発生する複数のイベントをまとめて1つのイベントにする設定を行います。イベントをまとめる方法として以下があります。
- 関連性のあるイベントを1つにまとめる(注)
- 同一イベントを抑止する
- 類似イベント/大量イベントを抑止する(注)
- 未対処イベントを抑止する(注)
(注):Windows版、Solaris版、Linux版でだけ使用可能です。
関連性のあるイベントを1つにまとめる
- コマンドを使用して、現在の定義をCSVファイルに出力します。
- Event Designerをインストールします。インストール手順は、“イベント監視の条件定義を変更する(Event Designer)”の“Event Designerをインストールします”を参照してください。
- Event Designer を起動します。
- [CSV入力]ボタンをクリックし、1.で出力したCSVファイルを読み込みます。
- [コリレーション定義]ボタンをクリックし、サブメニューから[コリレーション監視の条件定義]をクリックし、[コリレーション監視の条件定義メンテナンス]シートを表示します。
定義項目の詳細は“Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド コリレーション編”の“複数イベントをまとめて監視する(イベントコリレーション)”を参照してください。
- Event Designerの定義をCSVファイルに出力します。
- 出力したcsvファイルを、コマンドを使用して運用管理サーバの Systemwalker Centric Manager に移入します。
同一イベントを抑止する
[通信環境定義]ダイアログボックス、および、コマンドで設定します。詳細は、“Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド コリレーション編”の“同一イベントを抑止する”を参照してください。
類似イベント/大量イベントを抑止する
類似イベント/大量イベントを定義するコマンドで設定します。詳細は、“Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド コリレーション編”の“類似イベント/大量イベントを抑止する”を参照してください。
未対処イベントを抑止する
- コマンドを使用して、現在の定義をCSVファイルに出力します。
- Event Designer をインストールします。インストール手順は、“イベント監視の条件定義を変更する(Event Designer)”の“Event Designerをインストールします”を参照してください。
- Event Designer を起動します。
- [CSV入力]ボタンをクリックし、1.で出力したCSVファイルを読み込みます。
- [コリレーション定義]ボタンをクリックし、サブメニューから[イベントグループ定義]ボタンをクリックし、[イベントグループ定義メンテナンス]シートを表示します。
定義詳細は、“Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド コリレーション編”の“[監視イベント一覧]の未対処イベントを抑止する”を参照してください。
- Event Designerの定義をcsvファイルに出力します。
- 出力したcsvファイルを、コマンドを使用して運用管理サーバの Systemwalker Centric Manager に移入します。

イベントをまとめて集約するための定義は、運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、運用管理クライアント、クライアントのどのサーバでも定義できます。部門管理サーバや業務サーバなどの下位サーバで定義した場合、運用管理サーバで監視する必要のないイベントを下位サーバで抑止するため、通信の負荷を下げることができます。複数の下位サーバから発生する関連性のあるイベントをまとめて監視する場合は、運用管理サーバで定義します。

- イベントをまとめて集約するための定義は、各サーバのローカル定義で行います。ポリシー配付はできません。複数のサーバで設定する場合は、サーバごとに定義する必要があります。
- 未対処イベントを抑止する定義は、運用管理サーバでだけ有効です。運用管理サーバのローカル定義で定義してください。
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