Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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4.63 NWsnmpTrapdOpen()関数
■機能説明
トラップ受信サービス、またはトラップデーモンに対して、SNMPトラップの配付登録を行います。
■呼び出し形式
NWSNMP_FD NWsnmpTrapdOpen(NWsnmpErrinfo *infoErr) |
■パラメタ
出力パラメタ
- infoErr:
- エラー情報設定構造体を指定します。
■復帰値
- SNMPトラップの分配を行うソケットID :
- 正常終了。
- 0xFFFFFFFF :
- 異常終了。
備考
エラー時には、以下のコードが、NWsnmpErrinfo構造体のNWErrorCodeに設定されます。
- NWSNMP_WSASTARTUP_ERR:
- ソケットの初期化に失敗しました。
- NWSNMP_GETPORT_ERR:
- トラップ受信サービス、またはトラップデーモンへの接続ポートの獲得に失敗しました。
- NWSNMP_SOCKET_ERR:
- ソケットの獲得に失敗しました。
- NWSNMP_CONNECT_ERR:
- トラップ受信サービス、またはトラップデーモンとの接続に失敗しました。
- NWSNMP_TIMEOUT_ERR:
- トラップ受信サービス、またはトラップデーモンとの接続でタイムアウトが発生しました。
- NWSNMP_SELECT_ERR:
- トラップ受信サービス、またはトラップデーモンとの通信ソケットに対する同期型入出力の多重化に失敗しました。
- NWSNMP_LIST_ERR:
- トラップ受信サービス、またはトラップデーモンへの最大接続数が上限に達しています。
- NWSNMP_RECV_ERR:
- トラップ受信サービス、またはトラップデーモンからの登録確認データの受信に失敗しました。
- NWSNMP_SEND_ERR:
- トラップ受信サービス、またはトラップデーモンへの登録データの送信に失敗しました。
■注意事項
- SNMPトラップを受信する場合は、受信前に呼び出す必要があります。
- 使用後は、NWsnmpTrapdClose()関数で解放してください。
- トラップ受信サービス、またはトラップデーモンは、分配登録を受け付けると、受信したSNMPトラップを配付しますので、そのソケットを常に監視して、データ入力時にはすみやかにSNMPトラップデータを読み込んでください。
- トラップ受信サービス、またはトラップデーモンは、SNMPトラップの配付に失敗すると、そのソケットへの配付登録を削除します。
■使用例
NWSNMP_FD socket_id; /* SNMPトラップ受信を行うためのソケットID */
NWsnmpErrinfo infoErr; /* エラー通知構造体 */
−中略−
socket_id = NWsnmpTrapdOpen(&infoErr);
if (socket_id == 0xFFFFFFFF) {
/* エラー処理 */
} |
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