Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第2部 API> 第4章 APIリファレンス

4.18 Mp_GetRemoteCmdMap()関数【Windows版】

■機能説明

Mp_RespRemoteCmd()関数発行後にコマンド実行結果の受信が完了し、Mp_GetRemoteCmdMap()関数を呼び出すことにより、コマンド実行結果のデータを取り出します。

■呼び出し形式


#include <mp_opagt_api.h>
BOOL Mp_GetRemoteCmdMap( fp,buf,id,status,resp,node,NodeID,
DatabaseID );

HANDLE fp; /* Mp_OpenRemoteCmd()で獲得したハンドルを指定 */
/* する */
void *buf; /* Mp_RespRemoteCmd()で指定したバッファを指定 */
/* する */
int *id; /* コマンド要求に対応する識別子の格納領域のア */
/* ドレスを指定する */
int *status; /* 応答ステータスの格納領域のアドレスを指定す */
/* る */
char *resp; /* コマンドの実行結果、詳細コードの格納領域の */
/* アドレスを指定する */
char *node; /* コマンドを応答したシステムのノード名の格納 */
/* 領域のアドレスを指定する */
DWORD *NodeID; /* NULLを指定する */
DWORD *DatabaseID; /* NULLを指定する */


■パラメタ

fp:
Mp_OpenRemoteCmd()で獲得したハンドルを指定します。
buf:
Mp_RespRemoteCmd()で指定したバッファを指定します。
id:
Mp_ExecRemoteCmd()の復帰コードに対応する識別子が格納されます。これにより、どのコマンド要求に対するコマンド応答かを識別できます。
status:
statusは、コマンド応答の種別です。応答ステータスを、以下に示します。どちらかの値が格納されます。
resp:
statusがコマンド結果応答の場合、実行されたコマンドの出力結果が格納されます。2048バイト分呼び出し元で準備します。statusがコマンド最終応答の場合、先頭4バイトにコマンドの詳細コードが格納されます。
応答ステータスがSTATUS_ENDの場合、respの内容を以下に示します。
  0        1        2        3        4(バイト)
  +--------+--------+--------+--------+
  |sig     |code    |rsv     |rsv     |
  +--------+--------+--------+--------+
sig:
NTにコマンドを発行した場合は0です。
UNIXにコマンドを発行した場合、コマンドがシグナルを受信して終了した場合0でない値が復帰します。(詳しくは、wait関数のマニュアルを参照してください。)
code:
コマンドの終了コードが格納されます。
ただし、正確な値が格納されるのは0-255までです。
rsv:
予約域です。

備考.ホストバイトオーダで記述しています。

応答ステータスがSTATUS_AEDの場合、respの先頭4バイトにintで、以下に示す詳細コードが設定されます。

OP_RSPINFO_ABE:
コマンド実行中にシステムが停止しました。
OP_RSPINFO_NDE:
要求されたシステムが停止しています。
OP_RSPINFO_EXECERR:
資源不足等でコマンドの実行に失敗しました。
OP_RSPINFO_RSPERR:
コマンドは実行しましたが、その結果の獲得に失敗しました。
OP_RSPINFO_TPH:
通信パスに異常が発生しました。
OP_RSPINFO_LEN:
コマンド実行結果のテキストが長すぎて処理できません。
OP_RSPINFO_CEK:
ハードウェアが保守中のため、コマンドを投入できません。
OP_RSPINFO_LOC:
キーボードロック中で、コマンドを投入できません。
OP_RSPINFO_PAR:
内部論理エラーが発生しました。
OP_RSPINFO_AOT:
タイムアウトが発生しました。
OP_RSPINFO_EXC:
コマンドの送信に失敗しました。
OP_RSPINFO_SDW:
FTOPSII(SYSCOM)がスローダウンしました。
OP_RSPINFO_RST:
アテンションリセット中断が発生しました。
OP_RSPINFO_LOWERLEVEL:
機能レベルが低いために、コマンドを投入できません。
OP_RSPINFO_FTOPS2:
FTOPSIIへのコマンド投入は不可能です。
OP_RSPINFO_END:
コマンド応答が正常に終了しました(復帰コードなし)。
OP_RSPINFO_NOANSPART:
下位システムのシステム監視エージェントサービスが停止しているために、コマンドを投入できません。
OP_RSPINFO_NOANSRAS:
下位システムのシステム監視エージェントサービスが停止している、またはRASによる接続処理が行われていないため、コマンドを投入できません。
OP_RSPINFO_NOHST:
下位システムのIPアドレスが未定義のために、コマンドを投入できません。
OP_RSPINFO_CONREQ:
下位システムに対して接続依頼中のために、コマンドを投入できません。
node:
コマンドを応答したシステムのノード名が格納されます。
MPOP_NODENAMELENバイト分呼び出し元で準備します。

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows版】

■復帰値

TRUE:
正常終了。コマンド実行結果を正常に受信。
FALSE:
異常終了。詳細なエラーコードは、GetLastError()で取得してください。

■API格納場所

リモートコマンドのAPI”を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1995-2008