Systemwalker Centric Manager API・スクリプトガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 API> 第3章 APIの機能概要> 3.2 アクション管理のAPI

3.2.2 アクション管理の出口情報

アクション管理が提供する出口情報について説明します。

サポート外のショートメールのメッセージ変換用出

ショートメールを送信するとき、メッセージテキストをコードに変換する必要があります。Systemwalker Centric Managerが、標準でサポートしていない携帯電話会社携帯電話を使用する場合、メッセージを変換する出口(DLL)をあらかじめ用意する必要があります。作成したDLLは、DLL名を“f3crhxpc.dll”とし、アクション実行を選択インストールしたクライアントのSystemwalker Centric Managerを、インストールしたディレクトリ配下のMpwalker/binに格納してください。

◆出口プログラムとのインタフェー

メッセージを変換する関数は、以下の形式で呼び出されます。

int f3crhx_convert(char *Msg_Text,char *MsgNo,int MsgNoSize,char *Vender)

Msg_Text:
ショートメールとして送信する文字(変換するメッセージテキストの文字列)が設定されているアドレスが設定されています。
MsgNo:
変換結果を格納する領域が用意されています。出口で指定してください。Msg_Textに格納されている文字をダイアルする番号の文字列に変換して指定してください。MsgNoSizeに設定された長さの範囲で指定し、文字列の終わりには‘\0’を指定してください。
MsgNoSize:
変換結果を格納する領域(MsgNo)のサイズが設定されています。
Vender:
携帯電話会社名が設定されています。

■復帰値

メッセージの変換結果を、関数の復帰値により通知してください。

0以上:
正常終了。ショートメールの送信を行います。
負の値:
異常終了。ショートメールの送信は行われません。

■注意事項

■使用例

サポート外のショートメールのメッセージ変換用出口の使用例を以下に示します。

   
int f3crhx_convert(char *MsgText,char *MsgNo,int MsgNoSize,char *Vender)
{
    int i ;
    int NoLen = 0 ;

    if ( strcmp(Vender,"ven01") != 0 )  {      // サポート外の会社
        return -1 ;
    }

    //  メッセージ変換処理
    for ( i = 0 ; i < strlen(MsgText) ; i++ )  {
        /* MsgNoに変換結果を格納する */
        /* NoLenには、MsgNo に格納した文字列の数を格納する */
    }
    MsgNo[NoLen] = '\0' ;                       // 終端コードの設定

    return 0 ;                                // 正常終了
}

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