Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド コリレーション編 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 イベントを集約して監視する機能> 第4章 設定方法> 4.3 イベントを抑止する

4.3.2 類似イベント/大量イベントを抑止する

類似イベント/大量イベントを抑止する設定を行う手順を説明します。

  1. 類似イベント/大量イベントの抑止条件および抑止解除条件を定義します。
  2. 類似イベント/大量イベントの抑止対象としないイベントを定義します。

設定例は、“類似イベント/大量イベント抑止の定義例”を参照してください。

■類似イベント/大量イベントの抑止条件および抑止解除条件

類似イベント/大量イベントの抑止条件および抑止解除条件は、mpaosemny(類似イベント抑止、大量イベント抑止定義コマンド)で設定します。mpaosemny(類似イベント抑止、大量イベント抑止定義コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

設定値する値については以下のとおりです。

◆類似イベント

設定する項目と初期値は以下のとおりです。

設定する項目

初期値

類似かどうかを判定する文字列の先頭からの長さ

30 バイト

多発と判断するイベント発生間隔

0 秒(抑止せず)

多発判定後に出力するイベント件数

1 件

抑止を解除するイベント発生間隔

0 秒

ホスト名の特定の有無

ON(特定する)

抑止解除時のイベント出力の有無

OFF(出力しない)

◆大量イベント

設定する項目と推奨する値は以下のとおりです。運用に合わせて各設定を変更してください。

設定する項目

推奨値

類似かどうかを判定する文字列の先頭からの長さ

0 バイト

多発と判断するイベント発生間隔

10 秒

多発判定後に出力するイベント件数

300 件

抑止を解除するイベント発生間隔

10 秒

ホスト名の特定の有無

OFF(特定しない)

抑止解除時のイベント出力の有無

OFF(出力しない)

■類似イベント/大量イベント抑止対象としないイベントの定義

類似イベント/大量イベント抑止機能でイベントを抑止したくない場合は、抑止したくないメッセージを定義します。定義したメッセージの文字列は、発生したメッセージの先頭の文字列と比較され、一致した場合には抑止されません。

類似イベント/大量イベント抑止の対象としないイベントは、mpaosemex(類似イベント抑止、大量イベント抑止対象外設定コマンド)で設定します。mpaosemex(類似イベント抑止、大量イベント抑止対象外設定コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

設定する項目は以下のとおりです。

■定義方法について

類似イベント/大量イベント抑止の定義は、ローカル定義で設定します。ポリシー設定、ポリシー配付はできません。運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバのサーバごとに定義してください。


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