Systemwalker Centric Manager ソリューションガイド コリレーション編 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1部 イベントを集約して監視する運用> 第2章 イベントを集約して監視するしくみ> 2.3 イベントを抑止するしくみ

2.3.1 同一イベントを抑止するしくみ

一定時間内に、全く同じ内容のイベントが複数発生した場合に、2つ目以降のイベントを抑止します。

同一イベントかを判断する対象は、イベントコリレーション機能で破棄されなかったイベントです。以下のイベントです。

また、メッセージ変換定義によってメッセージの内容が編集されている場合は、変換後のメッセージで同一イベントかを判断します。

■同一と判定する条件

以下の2つの条件に一致した場合に同一イベントであると判断します。

監視を抑止する機能を使用している場合、監視抑止の設定を変更する前に発生したイベントと、変更した後に発生したイベントは、上記の条件を満たしている場合でも、同一イベントとして扱いません。抑止時間が60秒の場合の例を以下に示します。

■抑止する条件

あるイベントが発生した場合、同一イベントが直前に発生した時刻からの経過時間が、抑止時間以内の場合に抑止対象と判断します。

メッセージ抑止機能では一定時間(初期値:60秒)内に発生した100種類までのメッセージについて抑止を行います。一定時間内に100種類を超えてメッセージが発生した場合は、最新の100種類のメッセージについてメッセージを抑止します。

■抑止した場合の動作

抑止されたイベントは、[Systemwalkerコンソール]の[監視イベント一覧]および[メッセージ一覧]に表示されません。

■抑止解除時の動作

同一イベントの発生間隔が抑止時間以上になった場合に、イベントの抑止が解除されます。抑止解除は、イベントの受信時間で判定します。抑止解除されたイベントは、[Systemwalkerコンソール]で監視できます。また、抑止解除時に、抑止したイベントの数がイベントログ/シスログに通知されます。

同一イベント抑止の例

抑止時間が60秒の場合、同一のメッセージは以下のように抑止されます。


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