Systemwalker Centric Manager 高信頼化適用ガイド - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第1章 高信頼化について |
運用管理サーバをクラスタシステムにする場合、二重化する場合のそれぞれの特長を以下に示します。
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クラスタシステム |
運用管理サーバ |
運用管理サーバ |
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通常運用 |
管理機能は、一方のサーバで動作する。 |
管理機能は、すべてのサーバで動作する。 イベント通知/対処情報は相互連携する。 管理情報もそれぞれのサーバで管理する。一部の情報は、主系サーバだけで収集/管理し、情報を連携する。 |
管理機能は、すべてのサーバで動作する。 イベント通知/対処情報は相互連携する。 管理情報もそれぞれのサーバで収集/管理する。 |
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通常運用 |
クラスタサービスに登録した論理ホスト名(IPアドレス)に対して情報を通知する。 |
両サーバに対して情報を通知する。 |
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運用管理サーバのノードダウン時 |
もう一方のノード(待機)で管理機能が起動し、情報を引き継ぐ。 |
ダウンしたサーバ側だけ利用できなくなるが、もう一方で、監視を継続できる。 ただし、従系側では、一部の機能は使用できない。 |
ダウンしたサーバ側だけ利用できなくなるが、もう一方で、監視を継続できる。 |
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運用管理サーバのノードダウン時 |
クラスタのIP引継ぎにより自動的に通知先を切り替える。 |
通知できなくなったマネージャへの情報は、一定量保留するが復旧しなければ破棄される。 |
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トラフィック量 |
監視メッセージなどを通知する先の運用管理サーバが1つのため、トラフィック量は1台分。 |
監視メッセージなどを通知する先の運用管理サーバが複数台あるため、トラフィック量が台数分になる。 |
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運用管理サーバの設置場所 |
クラスタ構成の範囲(同一サイト内) |
各運用管理サーバの設置に制約はないが、情報の同期を考慮し同一サイトに設置する。 |
各運用管理サーバを遠隔地に設置することも可能 |
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運用管理サーバ自身の監視 |
運用管理サーバ自身は監視できない。 |
運用管理サーバ自身を互いに監視可能。 |
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構成情報の管理 |
共有ディスク上で一元管理。 |
各サーバで別々に管理しているが、同期処理により同一構成で管理。 |
各サーバで別々に管理している。管理対象のシステムは別構成でも可。(イベント/対処情報だけは同期) |
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各種情報のバックアップ |
両方の運用管理サーバを停止しないとバックアップできない。 |
一方の運用管理サーバは動作したまま、片方だけバックアップできる。 |
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