Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2部 資源を配付する設定> 第12章 資源配付のシステム維持の方法> 12.1 システムとDRMS管理ファイルの保守

12.1.1 システムと管理ファイル保守のポイント

適用資源を含めたシステムと管理ファイルは、退避と復元で必ず同期をとる必要があり、システム全体で退避と復元を行うことをお勧めします。

システムと管理ファイルの退避を行う運用のスケジュールは、資源配付の保有世代をもとに決まります。保有世代とは、下位のシステムのために中継資源を保有する世代数を示し、保有世代を超えた古い資源は自動的に削除されます。下位のすべてのシステムの退避が完了するまでの期間は、上位システムで保有世代数の範囲内にこの期間で配付した資源を保有する必要があります。これにより、復元後に資源配付を用い、最新の資源まで確実にレベルアップすることができます。

保有世代は、資源のデータ量、適用の頻度、退避の周期、ディスク容量により決定します。また、開発システム、運用管理サーバと部門管理/業務サーバでの、推奨する保有世代の指定方法を以下に示します。

[推奨する保有世代の指定方法]

開発システムの保有世代数 ≧ 運用管理サーバの保有世代数 

≧ 部門管理/業務サーバの保有世代数


システム退避のスケジュールの例を、“図:システム退避のスケジュール”に示します。

[図:システム退避のスケジュール]

適用資源を含めたシステムと管理ファイルの退避、復元を行う場合は、必ず、資源配付が停止していることを確認してから実施してください。


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