Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第7章 安定運用のためにSystemwalkerを監視する |
プロセス監視機能は、Systemwalker自身のプロセスの稼働状態を監視する機能です。
Systemwalker自身のプロセスが正常に稼働しているかを一定間隔で監視し、プロセスの稼働違反(起動されているべきプロセスが存在しない)を検出した場合、検出元サーバや上位サーバへ異常を通知します。
Systemwalker Centric Managerのプロセス名の一覧についてはSystemwalker技術情報ホームページの“Systemwalker Centric Manager Systemwalker Event Agent トラブルシューティング 監視機能編/ソフトウェア修正管理機能編”を参照してください。
プロセス監視機能を使用するには、以下の条件があります。
【上位サーバがWindows版の場合】
【上位サーバがSolaris版またはLinux版の場合】
異常通知が可能かどうかは、以下のSNMPトラップイベントトレースコマンドで確認することができます。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\bin\mptrptrc |
【UNIX版】
/opt/systemwalker/bin/mptrptrc |
mptrptrc(トラップイベントトレースコマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
プロセスの稼働状況を調べるサーバで、以下のプロセスの動作状況表示コマンドを実行します。
【Windows版】
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\bin\mppviewc |
【UNIX版】
/opt/systemwalker/bin/mppviewc |
mppviewc(プロセスの動作状況表示コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
プロセス名および動作状況に異常がある場合は、Systemwalker技術情報ホームページの“Systemwalker Centric Manager Systemwalker Event Agent トラブルシューティング 監視機能編/ソフトウェア修正管理機能編”を参照してください。
プロセス監視機能を使用すると異常検出時に以下のイベントメッセージが出力されます。
【Windows版】
AP:MpPmonC: ERROR: 106: 'Systemwalker Centric Manager'のプロセス'XXXXXXX'が正常に動作しているか確認してください。(※SNMPトラップ情報) |
【UNIX版】
UX:MpPmonC: ERROR: 106: 'Systemwalker Centric Manager'のプロセス'XXXXXXX'が正常に動作しているか確認してください。(※SNMPトラップ情報) |
また、異常通知を受け取る上位サーバ(運用管理サーバ、部門管理サーバ)が、SystemWalker/CentricMGR V10.0L10/10.0以前で下位サーバがSystemwalker CentricMGR V10.0L20/10.1以降の場合、以下のイベントメッセージが出力されます。
【Windows版】
AP:MpCNappl: ERROR: 106: ネットワークで事象が発生しました. (※SNMPトラップ情報) |
【UNIX版】
UX:MpCNappl: ERROR: 106: ネットワークで事象が発生しました. (※SNMPトラップ情報) |
※SNMPトラップ情報
(TRAP agent:IPアドレス community:public generic:6 enterprise:aplNetFunction.37 specific:1 timestamp:0 varbind:(application.48.1.1.0 [2 22 0] Systemwalker Centric Manager)(application.48.1.2.0 [2 4 0] プロセス名)) |
イベントメッセージをフィルタリングする場合の注意事項
イベントメッセージをフィルタリングする場合には、上記のイベントメッセージが出力されるように設定してください。
プロセス監視機能は、Systemwalker Centric Managerのインストール時に、自動的に導入されます。プロセス監視機能を使用しない場合は、プロセス監視機能を停止してください。停止した後、再びプロセス監視機能を使用する場合は、プロセス監視機能を起動してください。
【上位サーバがWindows版の場合】
以下のサービスを開始/停止します。
Systemwalker MpPmonC |
【上位サーバがSolaris版/Linux版の場合】
異常通知を受け取る上位サーバ(運用管理サーバ、部門管理サーバ)で、以下の起動コマンドを実行し、プロセス監視のデーモンを起動します。
/opt/FJSVftlc/pmon/bin/strmppmon.sh |
異常通知を受け取る上位サーバ(運用管理サーバ、部門管理サーバ)で、以下の停止コマンドを実行し、プロセス監視のデーモンを停止します。
/opt/FJSVftlc/pmon/bin/stpmppmon.sh |
プロセス監視機能は、Systemwalker Centric Managerの起動コマンド(scentricmgr)で、自動的に起動されます。プロセス監視機能の自動起動を抑止する場合は、以下の設定を行ってください。
【Windows版】
Systemwalker MpPmonC |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/rc2.ini |
DAEMONnn="/opt/FJSVftlc/pmon/strmppmon.sh" |
デーモン起動・停止制御ファイル【UNIX版】の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
Systemwalkerのプロセス監視についての注意事項
Systemwalkerのプロセス監視についての注意事項を以下に示します。
プロセス監視による異常通知で、通知先サーバの情報取得に失敗した場合は、運用管理クライアント上の[Systemwalkerコンソール]に、以下のメッセージが表示されます。以降、通知先サーバの情報を取得できるまでは、異常は通知されません。
【Windows版】
AP:MpPmon: ERROR: nnn: Systemwalker Centric Managerのプロセス監視(*1)において、上位サーバへの異常通知が正常に行われませんでした。通知先サーバが定義されていない可能性があります。 |
*1):“Cluster”または“Local”が入ります。
【UNIX版】
UX:MpPmon: ERROR: 10020: Systemwalker Centric Managerのプロセス監視(*1)において、上位サーバへの異常通知が正常に行われませんでした。通知先サーバが定義されていない可能性があります。[*2] |
*1):“Cluster”または“Local”が入ります。
*2): 詳細コード
以下のどちらかの方法で通知先サーバの設定をしなおします。
自ノードのアプリケーションログに出力したい場合、プロセス監視の動作環境定義ファイル(mppmon.ini)の「MpEvlog」を[ON](有効)に設定してください。
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