Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第5章 運用管理クライアント・クライアントの環境構築 | > 5.6 Systemwalker Centric Managerのインストール |
インストール先システムの環境について確認事項を説明します。
Systemwalker Centric Managerと他製品Symfoware、Interstageが共存する場合には注意が必要ですので、“Systemwalker Centric Manager Interstage、Symfoware、ObjectDirectorとの共存ガイド”を参照してください。
ソフトウェア説明書(readme.txt、readme2.txt)には、Systemwalker Centric Managerに関する基本的な注意事項が記載されています。インストール前に必ずお読みください。
イベントの自動対処を確実に行うためには、運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバ、および、“イベント監視”機能をインストールしたクライアントで、システムのネットワーク設定による名前解決の方法が統一されていることが前提となります。そのうえで自ホスト名の取得方法をシステムの設定に合わせる必要があります。
Windows版(Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE/Windows Server 2008 for Itanium-Based Systemsを除く) の場合、他のアプリケーションが1105を使用していなくても、1105はOSが一時的に割り当てるポート番号(1024〜5000)の範囲内のため、他のアプリケーションの一時ポートとして1105が割り当てられ、ファイル転送起動時に重複してしまうことがあります。これを防ぐためにはMicrosoft社のポームページを参考にして、OSが1105を一時的に割り当てないように設定してください。
OSによっては、システムがTCPポート番号 1024〜5000を一時ポートとして使用する場合があります。それにより、Live Help(リモート操作)が使用するTCPポートとシステムが使用するTCPポートに競合が発生すると、Live Helpが正常に動作しなくなります。
この競合を回避するためには、Live Helpが使用するTCPポート番号をシステムが一時ポートとして使用しないようにする対処が必要です。詳細は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 ユーザーズガイド”の“ポート番号重複の回避”を参照してください。
他社のリモートコントロール製品とSystemwalker Centric Managerのリモート操作を共存させることはできません。他社のリモートコントロール製品(例えば、pcAnywhere、LapLink、ReachOut、Intel LANDesk Server Managerのリモート操作機能、Systems Management Serverのリモート操作機能、など)がインストールされているコンピュータにリモート操作機能のリモート操作エキスパート、リモート操作クライアントをインストールすると、Windows(R)システムが矛盾を起こして立ち上がらなくなるおそれがあります。リモート操作をインストールする前に、他社のリモートコントロール製品がインストールされていないことを確認してください。インストールされている場合には、必ずアンインストールしてからリモート操作をインストールしてください。
Live Help(リモート操作機能)は、ターミナルサービスに対するアドオンソフトMetaFrameと共存させることはできません。
Systemwalker Live Help Expert、Clientまたは、Systemwalker Desktop Patrolのリモート操作機能と、Systemwalker Centric Managerのリモート操作エキスパート、クライアント機能を共存させることはできません。これらの製品が既にインストールされている場合は、先にアンインストールするか、Systemwalker Centric Managerのインストール時に、リモート操作エキスパート、クライアント機能をインストールしないようにしてください。
運用管理クライアントでSystemwalker Live Help Expertに同梱されているLive Help CMと、Systemwalker Centric Managerのリモート操作コネクションマネージャ機能を共存させることはできません。Live Help CMが既にインストールされている場合は、先にアンインストールするか、Systemwalker Centric Managerのインストール時に、リモート操作コネクションマネージャ機能をインストールしないようにしてください。
ObjectDirectorと運用管理クライアントが共存する場合は、インストールおよび環境設定時に注意が必要です。詳細については、“Systemwalker Centric Manager Interstage, Symfoware, ObjectDirectorとの共存ガイド”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerの運用管理クライアントとV2.1L30以前のADJUSTとは共存できません。ADJUSTと共存する場合には、ADJUST V2.1L40以降をご使用ください。
[Systemwalkerコンソール [監視]]からノードを選択し、[MIB情報の表示]メニュー配下の操作を行う場合、運用管理クライアントがSNMPマネージャとなり、対象ノードと通信します。したがって、運用管理クライアントと操作対象ノードの間は、SNMPのポート(通常では161/udp)を用いた通信が可能である必要があります。
また、ファイアウォールの設定により、被監視対象ノードとの通信が可能なノードを限定している場合は、当該運用管理クライアントからの通信も許可するように設定してください。
既にSystemwalker CentricMGRがインストールされているWindows(R) 98/MeをWindows(R) 2000/XPにアップグレードする場合は、“Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド”を参照してください。
次の製品をインストールしている場合、Webブラウザからの使用も含めてそれらの機能を終了してください。使用している場合は、インストールに失敗することがあります。
Windows(R) 2000以外にSystemwalker Centric Managerの運用管理クライアントをインストールする場合、以下のローカルグループを作成します。このグループは、セキュリティロールと関係付けられます。
Systemwalker Centric Managerをインストールするコンピュータに、以下のローカルグループと同名のユーザ、ローカルグループまたはグローバルグループが既に存在する場合は、インストール前にあらかじめ改名しておく必要があります。
なお、Systemwalker Centric Managerをインストールしている状態でこれらのローカルグループを削除すると、Systemwalker Centric Managerの各機能が利用できなくなります。
WindowsにSystemwalker Centric Managerをインストールする場合、システム環境変数TMPおよびTEMPに不正な値(例えば、システム環境変数TMP、TEMPに対し、複数のドライブや複数のフォルダが指定されている場合など)が設定されていると、プログラムが誤動作します。
システム環境変数TMPおよびTEMPが設定されている場合は、インストールを行う前に、そのフォルダが存在していることを確認します。
性能監視機能を使用する場合、Windowsにシステム性能収集エージェントをインストールするには、事前にSNMPサービスをインストールしておきます。SNMPサービスをインストールしていない場合は、警告メッセージが表示されます。
Windows(R) 2000にSystemwalker Centric Managerをインストールする場合、事前にServerサービスが起動していることを確認します。
インストールを行う前に以下のプログラムを停止します。
また、以下の製品を導入している場合は、サービス“Fujitsu 帳票管理”、“Spooler”を停止します。
インストール時には、すべてのSystemwalker Centric ManagerとSystemwalker Operation Managerのサービスが自動的に停止しますが、まれにサービスの停止に失敗したり、サービスの停止が終了しない場合があります。そのような場合は、インストーラが停止しますので、インストーラを終了し、[コントロールパネル]または[管理ツール]の[サービス]ダイアログでサービスを手動で停止してからインストールを再実行してください。サービス一覧の詳細については、“起動の制御【Windows】”を参照してください。
なお、V5.0以降の場合、サービスの停止はコマンドにより実行できます。scentricmgr(サービス/デーモンの起動コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
以下のバンドル製品をインストールしている場合で、かつインストールされているバンドル製品のバージョンがSystemwalker Centric Managerにバンドルされているバージョンよりも古い場合は、Systemwalker Centric Managerをインストールすることにより、以下の製品もアップグレードされます。この場合、アップグレードによる非互換はないため、システムの既存のアプリケーションに影響はありません。
リモート操作クライアントでサービス自動起動を使用する場合は、SP2、SP3またはSP4を適用していることを確認します。
動作環境の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 解説書”を参照してください。
Windows(R) XPでService Pack2を適用している場合、OSのファイアウォール機能が有効となっているためそのままの設定ではSystemwalker Centric Managerの機能が使用できません。運用管理クライアント、またはクライアントで使用する通信の許可をするため、TCP・UDPポートの設定および、pingが使用できるようにICMPの設定をしてください。運用管理クライアント、またはクライアントで使用するポート番号、プロトコルおよび、ICMPグループの設定が必要な機能については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
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