Systemwalker Centric Manager 解説書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 機能の説明> 2.2 セキュリティ

2.2.4 監査ログを管理/分析する

監査ログを出力し、監査ログを管理/分析する機能について説明します。

監査ログを管理す

◆監査ログ出力

監査ログ出力は、Systemwalkerの画面に対する操作について、いつ、誰が、どこ(どのサーバ/クライアント)から、どのような操作・変更を行ったかの履歴を監査ログとして出力します。

監査ログは、運用管理サーバに収集することができます。

なお、以下の機能については、監査ログ出力の対象外です。

◆監査ログの管理

分散化された各サーバのログを収集し、指定した運用管理サーバで一元管理することができます。利用例を以下に示します。

収集するログファイル形式は、以下のとおりです。

ログの収集、収集規約については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 セキュリティ編”の“監査ログ管理でログを収集するために”の“監査ログ管理の収集規約”を参照してください。

監査ログ管理機能では、以下のようにサーバ種別を定義しています。

サーバ種別

説明

運用管理サーバ

ログ収集対象サーバから収集されたログを一括管理するサーバ(ログ収集対象サーバの機能も含んでおり、運用管理サーバ上にあるログ収集もできます)

被管理サーバ
(部門管理サーバ/業務サーバ/運用管理クライアント)

ログ収集対象となるサーバ

中継サーバ
(運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバ)(注)

ログ収集対象サーバから収集したログを一時的に管理するサーバ(運用管理サーバと被管理サーバの機能を含んでいます)
運用管理サーバから中継サーバ上のログを収集することで、運用管理サーバ上でログを一括管理します。

注)
運用管理サーバを中継サーバとする場合は、全体監視サーバ運用を行った場合のみ使用してください。
中継サーバにできるサーバは、V13.2.0以降の運用管理サーバ、部門管理サーバ、または業務サーバです。

Systemwalker Operation Managerなどのジョブ管理製品、OSのスケジュール機能を使用することにより、定期的なログの収集・保管が可能となります。

監査ログ管理機能を使用した構成例を以下に示します。

監査ログ管理機能を使用し、ログを保管するには、運用管理サーバのディスク容量に余裕のあるパーティション、ドライブが必要となります。

監査ログ管理機能を使用するために必要なディスク容量は、“Systemwalker Centric Manager導入手引書”の“監査ログ管理に必要な資源”を参照してください。

監査ログを分析す

各システムで出力された監査ログは、分析目的に応じた、問い合わせサンプルファイルで簡単に分析することができます。

◆Systemwalker Centric Managerが分析できる監査ログ

◆レポーティング

ログを分析した結果から監査資料を作成できるように、レポート出力機能を備えています。

集計結果や監査コメントを出力できます。


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