Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

[EE/GEE]
1.2.269 swrec(操作の録画コマンド)【UNIX版】

■機能説明

本コマンドは、サーバで行われたすべての操作を記録するコマンドです。本コマンドを実行後、shellプロンプトから"exit"コマンドを入力するまでの間、実行したコマンド、およびコマンドの実行結果を記録します。本コマンドを終了するには"exit"コマンドを入力します。

記録は、配付ポリシーに基づき、所定のディレクトリにファイルとして作成されます。該当する配付ポリシーがない場合、"/var/opt/FJSVsvcnt/record"配下にファイルを作成します。

作成されるファイルは、改ざんを防止するため、操作の内容を暗号化します。ファイル名は以下のとおりです。

日時(年月日時分秒ミリ秒)+"_"+ホスト名+"_"+ユーザ+"_"+実効ユーザ+"_"+プロセスID+".rec"

例:20060110164520312_server_user1_root_24630.rec

また、本コマンドの実行状況は監査ログに記録されます。記録する内容は、以下のとおりです。

監査ログの出力場所、出力形式については、“監査ログファイル”参照してください。

Systemwalker Centric Managerの監査ログ管理機能を使用すると、監査ログを運用管理サーバに収集することができます。監査ログ管理機能の詳細については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 セキュリティ編”を参照してください。

本コマンドをswexecコマンドと併用することによって、コマンドを実効ユーザで実行することができます。また、監査ログへの記録と操作の録画を、同時に行えます。この場合、本コマンドの使用を許可するよう、あらかじめ配付ポリシーを定義しておく必要があります。

■記述形式

swrec

■復帰値

0:
録画しました。
4:
録画または監査ログを記録することができません。
9:
不正なパラメタが指定されました。

■参照

swplay(録画した操作の再生コマンド)【UNIX版】
監査ログファイル

■コマンド格納場所

UNIX

/usr/bin

■実行に必要な権限/実行環境

■注意事項

■使用例

操作を録画します。

swrec
Started recording operations.
user1% ls
・・・
user1% vi /export/home/user1/data.txt
・・・
user1% exit
Stopped recording operations.

本コマンドをswexecコマンドと併用し、実効ユーザで実行します。

swexec swrec
user1@host1 Password:
Started recording operations.
user1% ls
・・・
user1% vi /etc/system
・・・
user1% exit
Stopped recording operations.

■実行結果/出力形式


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