Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.228 opamsgcsv(メッセージログCSV出力コマンド)

■機能説明

本コマンドは、過去のメッセージを、日時、ホスト名、文字列によって検索し、CSV形式で出力します。

■記述形式

opamsgcsv

[-o filename] [-n hostname] [-s starttime] [-e endtime] [-a] [-l itemname1 itemname2 …] [-lf filename] [--] [condition1 condition2 …]

■オプション

-o filename:
検索結果を出力するファイル名を指定します。省略した場合、標準出力に出力します。
-n hostname:
検索対象とするホスト名を指定します。省略した場合、すべてのシステムを対象に検索します。
-s starttime:
検索を開始する日時を指定します。省略した場合、メッセージログファイル中の最古の日時から検索します。starttimeは、以下形式の12桁の数字で指定します。

YYMMDDhhmmss:

YY:
西暦の下2桁。1970年から2037年までが有効です。すなわち、70〜99を指定した場合は、1970年から1999年とみなされます。00〜37を指定した場合は、2000年から2037年とみなされます。
MMDD:
MM月DD日
hhmmss:
hh時 mm分 ss秒
-e endtime:
検索を終了する日時を指定します。省略した場合は、メッセージログファイル中の最新の日時まで検索します。endtimeは、-sオプションで指定するstarttimeと同じ形式で指定します。
-a:
condition1 condition2 …で指定した検索文字列がすべて含まれるメッセージを検索します(AND条件)。
-l itemname1 itemname2 … :
追加して出力するログ項目を指定します。本コマンドはデフォルトで以下の項目を出力します。

TimeStamp(イベント発生時刻)

NodeName(ノード名)

EventText(イベントテキスト)

本オプションまたは-lfオプションでログ項目を指定することにより、上記の項目に続けて、指定されたログ項目が出力されます。

指定可能なログ項目を表に示します。また、指定する項目名の大文字、小文字は区別されません。

指定項目名

ログ項目

出力内容

SendTime

送信日時

送信側がイベントを送信した時刻

RecvTime

受信日時

受信側がイベントを受信した時刻

Category

イベント種別

イベント種別

Type

イベント属性

“NORMALMSG”: 一般メッセージ
“REPLYMSG”: 返答要求メッセージ
“SPECIALMSG”: 高輝度メッセージ
“RECOVERY”: しきい値戻りデータ

Severity

重要度

“Very Important”: 超重要
“Important”: 重要
“Warning”: 警告
“Notice”: 通知
“Normal”: 一般

NodeName

ノード名

ノード名

IpAddr

IPアドレス

IPアドレス

TimeStamp

イベント発生日時

イベント発生日時

EventText

イベントテキスト

イベントのメッセージテキスト

Label

表示名

運用システムの日本語名

Color

メッセージ監視表示色

[メッセージ一覧]ウィンドウに表示する際の色。”表示色/背景色”の形式。

OsType

OS種別

OS種別が番号で表示される。

OS種別については、“OS種別表”を参照。

OsName

その他のOS名

OsType=1(その他)の場合だけ出力されるOS名。

SysType

系区分

0: 系区分なし
1: 主系
2: 待機系

JobNum

ジョブ番号

ジョブ番号

OS種別表

OsType

OS種別

OsType

OS種別

0

不明

30

SunOS

1

その他

31

U6000

2

MACOS

32

ASERIES

3

ATTUNIX

33

TandemNSK

4

DGUX

34

TandemNT

5

DECNT

35

BS2000

6

Digital Unix

36

LINUX

7

OpenVMS

37

Lynx

8

HPUX

38

XENIX

9

AIX

39

VM/ESA

10

MVS

40

Interactive UNIX

11

OS400

41

BSDUNIX

12

OS/2

42

FreeBSD

13

JavaVM

43

NetBSD

14

MSDOS

44

GNU Hurd

15

WIN3x

45

OS9

16

WIN95

46

MACH Kernel

17

WIN98

47

Inferno

18

WINNT

48

QNX

19

WINCE

49

EPOC

20

NCR3000

50

IxWorks

21

NetWare

51

VxWorks

22

OSF

52

MiNT

23

DC/OS

53

BeOS

24

Reliant UNIX

54

HP MPE

25

SCO UnixWare

55

NextStep

26

SCO OpenServer

56

PalmPilot

27

Sequent

57

Rhapsody

28

IRIX

58

Windows 2000

29

Solaris

 

 

-lf filename:
追加して出力するログ項目を、ファイル入力で指定します。

ファイルに指定できるログ項目は-lオプションの場合と同じです。

ファイルには以下の形式で項目を指定します。

-lオプションと-lfオプションの両方が指定された場合は、後の指定が有効となります。

--:
オプション指定終了記号です。これによって、condition1 condition2 …に指定する文字列に、“-”を含めることができます。
condition1 condition2 … :
検索条件の文字列を指定します。検索文字列は、最大5つまで指定することができます。また、1つの検索文字列は、64バイト分以内が有効となります。日本語も入力できます。省略した場合、時間内のすべてのメッセージが出力されます。

検索文字列に空白を含む場合は、文字列を”(ダブルクォーテーション)で括ってください。

■復帰値

0:
正常終了
0以外:
異常終了

■参照

表:イベント監視用コマンド

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.dm\bin

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】

■注意事項

検索結果として表示される日時は、メッセージが発生した時点でのメッセージ発生システムでの日時です。また、検索条件として指定された日時は、ロギングされた日時をもとに検索されます。そのため、以下の状態になる場合がありますので注意してください。

■使用例

コマンドの入力例を以下に示します。以下の条件で検索しています。

■実行結果/出力形式

検索結果の情報を以下に示します。

【Windows版】

"03/09/05 08:47:09","tokyo","SY:EventLog: 情報: 6009:Microsoft (R) Windows 2000 (R) 5.0 2195 Service Pack 4 Uniprocessor Free. ","Normal"
"03/09/05 08:47:09","tokyo","SY:EventLog: 情報: 6006:イベント ログ サービスが開始されました。","Normal"

【Solaris/Linux版】

"03/09/05 08:47:09","tokyo","APA_PS[7703]: UX:OD: ERROR: od10925:Client timeout.(duckbill) (period_receive_timeout = 60) ","Important"
"03/09/05 08:47:11","tokyo","APA_PS[7703]: UX:apppol: ERROR: 2001: Systemwalker Centric Managerのセットアップが実行されていないか、通信エラーが発生しています。(詳細コード=IDL:CORBA/StExcep/COMM_FAILURE:1.0,0x464a0101)","Important"

表示形式について、1行目のメッセージを例に以下に説明します。

【Windows版】

【Solaris/Linux版】


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