Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.210 mptrfbypart(論理ディスク単位の監視定義登録コマンド)

■機能説明

本コマンドは、サーバ性能監視のディスク使用率およびディスク空き容量を論理ディスク単位にしきい値を変更し監視する場合に、論理ディスク名および監視項目を登録します。本コマンドを実行後、ポリシーを作成し配付・適用することで、論理ディスク単位にしきい値監視することができます。

■記述形式

mptrfbypart

{ -a|-c|-l } { -s Solaris|Windows|Linux|AIX|HPUX } [ -f|-u ] [ -F filename | disk1 disk2 … ]

■オプション

-a:
論理ディスク単位に監視する場合の定義を追加します。

なお、本オプションを指定した場合に、-f|-uおよび-F filename | disk1 disk2 オプションが指定できます。

-c:
現在、定義されている論理ディスク単位の監視定義をすべて削除します。
-l:
現在、定義されている論理ディスク単位の監視定義を出力します。
-s Solaris|Windows|Linux|AIX|HPUX:
追加対象となるテンプレート種別を指定します。
Solaris:
テンプレート種別 Solaris に対して追加します。
Windows:
テンプレート種別 Windows に対して追加します。
Linux:
テンプレート種別 Linux に対して追加します。
AIX:
テンプレート種別 AIX に対して追加します。
HPUX:
テンプレート種別 HPUX に対して追加します。
-f:
ディスク空き容量の監視における論理ディスク名の定義を追加します。追加の順番は、指定した順序で追加されます。
-u:
ディスク使用率の監視における論理ディスク名の定義を追加します。追加の順番は、指定した順序で追加されます。

-f、-uを同時に指定することができます。両方指定された場合は、ディスク空き容量、ディスク使用率の順番で追加されます。-f、-uの両方を省略した場合は、-f、-uの両方指定と同じとみなします。

-F filename:
論理ディスク名等を定義したファイル名を指定します。指定するファイル名は255文字以内で指定してください。

なお、本オプションを指定した場合は、-fおよび-uオプションの指定は無視されます。

ファイルには、論理ディスク名、ディスク空き容量の監視有無、およびディスク使用率の監視有無の順で指定します。フィールドの区切り文字はスペースまたはタブを使用します。

論理ディスク名:
監視定義の追加を行う論理ディスク名を記述します。

指定する論理ディスク名は63文字以内で指定してください。

テンプレート種別 Windowsの場合のドライブ名は、エクスプローラなどで表示されるとおり、英大文字で指定してください。

ディスク空き容量の監視有無:
ディスク空き容量の監視を行う場合は“*”を、行わない場合は“-”を記述します。
ディスク使用率の監視有無:
ディスク使用率の監視を行う場合は“*”を、行わない場合は“-”を記述します。

以下にテンプレート種別 Solarisを指定した場合の定義例を示します。

#disk      free   usage
/opt       *       -
/var       *       *
/etc       -       *

以下にテンプレート種別 Windowsを指定した場合の定義例を示します。

#disk      free   usage
C:         *       -
D:         *       *

コメント行を記述する場合、1カラム目に「#」を記述します。

disk1 disk2 ...:
論理ディスク名を指定します。

複数指定する場合は半角スペースで区切り指定します。

指定する論理ディスク名は63文字以内で指定してください。

テンプレート種別 Windowsの場合のドライブ名は、エクスプローラなどで表示されるとおり、英大文字で指定してください。

■復帰値

0:
正常終了。
0以外:
異常終了。

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】

■注意事項

■使用例1

テンプレート種別 Solaris のディスク空き容量の監視定義として /opt を追加します。

mptrfbypart -a -s Solaris -f /opt

Solaris/Linuxはパーティション単位、Windowsはドライブ単位です。

■使用例2

テンプレート種別 Windows の監視定義をすべて削除します。

mptrfbypart -c -s Windows

■使用例3

テンプレート種別 Solaris の監視定義を出力します。

mptrfbypart -l -s Solaris

■実行結果/出力形式

監視定義の出力形式について、以下に示します。

(1)     (2)     (3)
/opt    *       -
/var    *       *

(1) 論理ディスク名

(2) ディスク空き容量の監視定義が有効な場合は“*”、無効な場合は“-”

(3) ディスク使用率の監視定義が有効な場合は“*”、無効な場合は“-”


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