Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.198 mpsetlogsend_svcntl(サーバ操作制御監査ログ収集設定コマンド)

■機能説明

本コマンドは、サーバ操作制御が出力するSystemwalker形式の監査ログに対し、監査ログ管理機能を用いた収集設定を行います。

■記述形式

【UNIX】

mpsetlogsend_svcntl

mpsetlogsend_svcntl

{-n|-y}

【Windows】

mpsetlogsend_svcntl

mpsetlogsend_svcntl

{-n|-y}

mpsetlogsend_svcntl

[{-n|-y}] -f <出力先ファイル> -k {<保存日数>|unlimit}

mpsetlogsend_svcntl

-d

■オプション

なし:
現在の監査ログ出力設定、および監査ログ収集・設定情報を標準出力に出力します。出力する情報は、以下のとおりです。
LOG NAME : Systemwalker Server Operation Control audit log
LOG OUTPUT : ON
LOG KEEP DAYS : 30 day(s)
OUTPUT FILE : /var/opt/FJSVsvcnt/audit/mp_svcnt_auditYYMMDD.log
LOG COLLECTION : ON
COLLECTION FILE : /var/opt/FJSVsvcnt/audit/mp_svcnt_auditYYMMDD.log
出力内容は、以下のとおりです。

LOG NAME

対象となる監査ログの名称です。サーバ操作制御の監査ログを示す“Systemwalker Server Operation Control audit log”が表示されます。

LOG OUTPUT

常に"ON"が表示されます。

LOG KEEP DAYS

過去に出力された監査ログを何日分保持するかを表します。表示される内容は、"unlimited"(無制限)、"1 day(s)"、"2 day(s)"・・・"99 day(s)"です。

OUTPUT FILE

監査ログ出力先を表示します。表示される内容のうち、"YYMMDD"にあたる部分は、実際には日時(YY:西暦下2桁、MM:月、DD:日)に置き換えられます。

LOG COLLECTION

監査ログ管理機能にて監査ログを収集する設定になっている場合は"ON"、収集しない設定になっている場合は"OFF"が表示されます。

COLLECTION FILE

監査ログ管理機能で収集対象となっているファイルを出力します。ログ収集設定が一度も行われていない場合は、"-"を出力します。

-y:
監査ログファイルを、監査ログ管理機能で収集する場合に指定します。本オプションを指定した場合、出力した監査ログは、監査ログ管理機能により運用管理サーバに収集されます。-nオプションとは排他です。なお、-yおよび-nオプションがともに省略された場合は、監査ログ管理機能の収集設定を変更しません。
-n:
監査ログファイルの収集を一時中止する場合に指定します。本オプションを指定した場合、出力した監査ログが収集されなくなります。再度収集設定を行うためには、該当コマンドに"-y"オプションを指定して実行してください。-yオプションとは排他です。なお、-yおよび-nオプションがともに省略された場合は、監査ログ管理機能の収集設定を変更しません。
-f <出力先ファイル>:
監査ログ出力先を指定します。Windows版運用管理サーバでのみ使用可能です。
出力先は、ドライブ名("C:"など)も含めてフルパスで指定します。

出力先として指定できる文字数は、246バイト以内です。日本語を含むパスを指定することも可能です。出力先を変更する場合、すでに存在するディレクトリへは変更できません。

出力ファイルは、-fオプションで指定したファイルの末尾に、"YYMMDD.log"(YYMMDDは日付を表します)という名前を付加したファイルとして出力されます。

例:-fオプションに、C:\audit\audit_log"を指定した場合、2006年5月19日に実際に出力されるログファイル
C:\audit\audit_log060519.log"
-k <保存日数>:
監査ログを最大何日保存しておくかを指定します。Windows版運用管理サーバでのみ使用可能です。-kに続き、1〜99の数字、または"unlimit"を指定してください。"unlimit"を指定した場合は、出力した監査ログファイルが削除されることがなくなります。このため、監査ログの運用を十分検討してください。
また、1〜99を指定した場合は、指定した日数分、過去の監査ログ情報を保持します。100以上の値を指定した場合はパラメタ異常で終了します。
-d:
監査ログ出力を取りやめる場合に指定します。Windows版運用管理サーバでのみ使用可能です。本オプションを指定した場合、以後サーバ操作制御の監査ログが出力されなくなります。また、同時に監査ログ管理機能による収集も停止します。

監査ログ管理機能による収集だけを停止させたい場合は、"-n"オプションを利用してください。

■復帰値

0:
正常終了
1:
異常終了

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

UNIX

/usr/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

■使用例1

監査ログ管理機能により、運用管理サーバ上にサーバ操作制御の監査ログを収集します。

mpsetlogsend_svcntl -y


■使用例2

サーバ操作制御の監査ログの出力設定情報を出力します。

mpsetlogsend_svcntl

■実行結果/出力形式

サーバ操作制御監査ログ収集設定コマンドの実行例を以下に示します。

設定情報を確認する場合

# mpsetlogsend_svcntl
LOG NAME          : Systemwalker Server Operation Control audit log
LOG OUTPUT        : ON
LOG KEEP DAYS     : 30 day(s)
OUTPUT FILE       : /var/opt/FJSVsvcnt/audit/mp_svcnt_auditYYMMDD.log
LOG COLLECTION    : ON
COLLECTION FILE   : /var/opt/FJSVsvcnt/audit/mp_svcnt_auditYYMMDD.log

設定情報を参照した結果、監査ログの出力設定のみされている場合

# mpsetlogsend_svcntl
LOG NAME          : Systemwalker Server Operation Control audit log
LOG OUTPUT        : ON
LOG KEEP DAYS     : 30 day(s)
OUTPUT FILE       : /var/audit/log/mp_svcnt_auditYYMMDD.log
LOG COLLECTION    : OFF
COLLECTION FILE   : -

目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1995-2008