Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

[EE/GEE]
1.2.159 MpFwSetOval(全体監視設定コマンド)

■機能説明

本コマンドは、オプション指定により、全体監視環境の設定/解除、被監視運用管理サーバの追加/削除などを行います。

■記述形式

MpFwSetOval

-f 機能名 [-a -i -c 接続方法 -h ホスト名 -s サイト名(管理ドメイン名) -v [バージョン情報] -e メールアドレス -o ホスト名 -p IPアドレス -l 0|1]

■オプション

-f 機能名:
本コマンドが実行する機能を以下から指定します。
sum:
全体監視サーバの設定をする場合に指定します。
sub:
全体監視サーバから監視される運用管理サーバの設定をする場合に指定します。
rem:
全体監視サーバ、または全体監視サーバから監視される運用管理サーバの設定を解除する場合と、全体監視サーバ上で監視する運用管理サーバを削除する場合に指定します。
add:
全体監視サーバ上で、監視する運用管理サーバを追加する場合に指定します。
mod:
本コマンドにより設定した情報を変更する場合に指定します。
inf:
本コマンドにより設定した情報を表示する場合に指定します。
-a:
-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。
rem:
全体監視サーバ、または全体監視サーバから監視される運用管理サーバの設定を解除する場合に指定します。
-i:
-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。
sum:
全体監視の運用モデルをマルチサイト型に設定する場合に指定します。
sub:
被監視運用管理サーバ上で全体監視の運用モデルをインターネット標準プロトコルで使用したマルチサイト型に設定する場合に指定します。
-c 接続方法:
接続方法を指定します。
0:
常時接続
1:
必要時接続

-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。

sub:
全体監視サーバとの接続方法を指定します。省略された場合は必要時接続として設定します。
mod:
被監視運用管理サーバ上で、全体監視サーバとの接続方法を変更する場合に、変更後の接続方法を指定します。
-h ホスト名:
-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。
sub:
全体監視サーバのホスト名を指定します。
rem:
削除する被監視運用管理サーバのホスト名を指定します。
add:
追加する被監視運用管理サーバのホスト名を指定します。
mod:
変更対象となるサーバのホスト名を指定します。
-s サイト名(管理ドメイン名):
マルチサイト型の全体監視を行う場合に、各監視サーバを識別するためのサイト名(管理ドメイン名)を指定します。サイト名(管理ドメイン名)は、最大32バイトです。aからzと、AからZの各文字、0から9の各数字、およびハイフン(-) の任意の組み合わせを使用できます。

-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。

sub:
インターネット標準プロトコルを使用したマルチサイト型の全体監視設定を行う場合に指定します。
rem:
マルチサイト型の全体監視が行われている場合に、削除する被監視運用管理サーバのサイト名(管理ドメイン名)を指定します。
add:
マルチサイト型の全体監視が行われている場合に、追加する被監視運用管理サーバのサイト名(管理ドメイン名)を指定します。
mod:
マルチサイト型の全体監視が行われている場合に、変更対象となる運用管理サーバのサイト名(管理ドメイン名)を指定します。
-v [バージョン情報]:
-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。
add:
追加する被監視運用管理サーバのバージョン情報を指定します。オプション省略時、またはバージョン情報省略時は、全体監視サーバと同じバージョン情報が設定されます。
mod:
変更後のバージョン情報を指定します。バージョン情報省略時は、全体監視サーバと同じバージョン情報が設定されます。
-e メールアドレス:
-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。
sub:
インターネット標準プロトコルを使用したマルチサイト型の全体監視が行われていて、ポリシー配付を行う場合に、全体監視サーバのメールアドレスを指定します。
add:
インターネット標準プロトコルを使用したマルチサイト型の全体監視が行われていて、ポリシー配付を行う場合に、追加する被監視運用管理サーバのメールアドレスを指定します。"-p"オプションと同時に指定することはできません。
mod:
インターネット標準プロトコルを使用したマルチサイト型の全体監視が行われていてポリシー配付を行う場合に、変更後のメールアドレスを指定します。
-o ホスト名:
-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。
mod:
変更後のホスト名を指定します。
-p IPアドレス:
Systemwalkerプロトコルを使用したマルチサイト型の全体監視を行う場合に、全体監視サーバで認識可能な被監視運用管理サーバ側のNATのグローバルIPアドレスを設定します。

IPアドレスはカンマ(,)区切りで複数指定可能です。

-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。

add:
追加する被監視運用管理サーバのIPアドレス情報を指定します。"-e"オプションと同時に指定することはできません。
mod:
変更後のIPアドレスを指定します。

IPアドレスが複数登録されている場合や、変更するIPアドレスが複数ある場合でも、変更するIPアドレスを含む、すべてのIPアドレスを再設定します。

-l 0|1:
被監視運用管理サーバでサーバ間連携の設定の可否を指定します。省略値は“1”です。
0:
サーバ間連携を行わない
1:
サーバ間連携を行う

-fオプションで次の機能が指定された場合に有効となります。

sub:
被監視運用管理サーバで、全体監視サーバとのサーバ間連携の設定の可否を指定します。
add:
追加する被監視運用管理サーバの、サーバ間連携の設定の可否を指定します。
mod:
変更後のサーバ間連携の設定を指定します。

■復帰値

0:
正常終了。
-1〜-3:
異常終了。オプション指定が誤っているか、内部処理でエラーを検出しました。

■参照

表:全体監視設定用コマンド

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

Solaris
Linux

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】

■注意事項

同時に実行できるコマンドのインスタンスは1とします。

■使用例1

全体監視サーバの設定を実施します。なお、運用モデルは“シングルサイト型”とします。

MpFwSetOval -f sum 

■使用例2

全体監視サーバから監視される運用管理サーバの設定を実施します。なお、運用モデルは“シングルサイト型”、接続方法は“必要時接続”、全体監視サーバのホスト名は“hosta”とします。

MpFwSetOval -f sub -h hosta 

■使用例3

全体監視サーバが監視する運用管理サーバの追加を実施します。なお、運用モデルは“インターネット標準プロトコルを使用したマルチサイト型”、追加する運用管理サーバのホスト名は“hosta“、サイト名(管理ドメイン名)は“domaina”とします。

MpFwSetOval -f add -h hosta -s domaina

■使用例4

全体監視サーバが監視する運用管理サーバの削除を実施します。なお、運用モデルは“シングルサイト型”、削除する運用管理サーバのホスト名は“hosta”とします。

MpFwSetOval -f rem -h hosta

■使用例5

全体監視サーバの設定解除を実施します。

MpFwSetOval -f rem -a

■実行結果/出力形式

正常終了した場合、以下のメッセージが表示されます。

MpFwSetOval:Command ended normally.


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