Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.84 mpaosemex(類似イベント抑止、大量イベント抑止対象外設定コマンド)

■機能説明

類似イベント抑止、大量イベント抑止の対象外とするメッセージを定義します。

■記述形式

mpaosemex

[-a "msg"|-d "msg"|-all]

■オプション

指定なし:
類似イベント抑止、大量イベント抑止の対象外の設定内容を表示します。

 

-a "msg":
抑止対象外とするメッセージを、2047バイト以内(末尾の改行コードは含まない)で指定します。メッセージは「”」(ダブルクォーテーション)で囲んで指定します。
なお、指定できるメッセージは最大50メッセージです。
通知メッセージがここで定義された文字列と前方一致する場合、つまり、通知メッセージの先頭部分が定義文字列全体を含んでいる場合、抑止処理の対象外となります。

例)msg にAAAを定義した場合

抑止対象外になるもの  :AAA,AAAA,AAABなど
抑止対象外とならないもの:AAB,AAなど

また、ここで定義するメッセージは、Systemwalkerの監視画面([監視イベント一覧])上でメッセージとして表示される形式のもので、ラベル、エラー種別部分を含んだ文字列にしてください。

例) 該当メッセージがWindowsのイベントログに出力されたものである場合、定義する文字列は以下のSystemwalkerの通知形式となります。

イベント種別:ソース名: エラー種別: ID:[分類:]説明

イベント種別:出力されたイベントログの種別。"AP"、"SE"、または"SY"です。
ソース名  :出力されたイベントログのソース名です。
エラー種別 :出力されたイベントログのエラー種別です。"情報"、"警告"、または"エラー"です。
ID     :出力されたイベントログに設定されているイベントIDです。
分類    :出力されたイベントログに設定されているイベントの分類です。分類がない場合は、コロン(:)と共に設定されません。
説明    :出力されたイベントログに設定されているイベントの説明です。

-d "msg":
抑止対象外の設定から削除するメッセージを指定します。メッセージは「”」(ダブルクォーテーション)で囲んで指定します。

 

-all
抑止対象外の設定から、すべてのメッセージを削除します。

■復帰値

0:
正常終了
1:
コマンドの実行権がない、または、指定したオプションが正しくない
3:
ファイル処理に失敗した(アクセス権なしなど)
7:
同じメッセージが定義されている
8:
抑止対象外定義が最大数に達している
9:
削除するメッセージがない
10:
システムエラー

■参照

mpaosemny(類似イベント抑止、大量イベント抑止定義コマンド)

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker\mpaosfsv\bin

Solaris
Linux

/opt/FJSVfwaos/usr/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【Solaris/Linux】

■注意事項

■使用例

抑止対象外とするメッセージとして、"UX:ABC ERROR: SYSTEM TROUBLE CODE="を設定します。

mpaosemex -a "UX:ABC ERROR: SYSTEM TROUBLE CODE="


■実行結果/出力形式

本コマンドをオプションなしで実行した場合、抑止対象外の設定内容が表示されます。

【Windows版】

C:\ Systemwalker\mpwalker\mpaosfsv\bin> mpaosemex
UX:ABC ERROR:
UX:XYZ ERROR:
Total : 2

【Solaris/Linux版】

# /opt/FJSVfwaos/usr/bin/mpaosemex
UX:ABC ERROR:
UX:XYZ ERROR:
Total : 2

メッセージを表示します。

Total:
定義数を表示します。

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