Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド> 1.2.50 drmslstf(DRMS管理ファイルの資源の送信/適用状況検索コマンド)

1.2.50.1 メンテナンス版数の送信状況および適用状況の検索

■機能説明

DRMS管理ファイル内のシステム単位でメンテナンス版数の送信と適用状況を検索し出力します。

■記述形式

drmslstf

-a rms [-k システム種別] [-v メンテナンス版数名] [-e メンテナンス版数の世代] [-X] [-H own|other] [-f CSV出力先ファイル名] [-s 出力ドメイン名|-M 検索対象システム一覧ファイル名]

■オプション

-a rms:
本コマンドの機能を定義します。本オプションは“rms”と指定します。
-k システム種別:
検索するシステムの種別を指定します。
own:
自システム情報を検索する場合に指定します。
serv:
あて先システム情報として、サーバ情報を検索する場合に指定します。

本オプションが省略された場合、“serv”が指定されたものとみなします。

-s 出力ドメイン名:
出力するシステム(どのシステムの情報を出力するか)のあて先システム名を指定します。

Windows版の場合、出力ドメイン名は、ASCII(128文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)の全角文字列で指定します。

UNIX版の場合、出力ドメイン名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)の全角文字列で指定します。ただし、Linuxで指定可能な全角文字列は、ASCII(128文字以内)およびEUC(64文字以内)だけです。

出力ドメイン名には、ワイルド・カードが指定できます。この場合、あて先システム名全体を“"(ダブルクォーテーション)”で囲む必要があります。本オプションを指定するときは、必ず-kオプションを指定してください。

*:
任意個の任意の文字列
?:
任意の1字に対する文字

本オプションが省略された場合、すべてのシステムの情報が出力されます。

-v メンテナンス版数名:
情報を参照するメンテナンス版数名を指定します。メンテナンス版数名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを指定した場合は個別メンテナンス版数とみなし、本オプションを省略した場合は、共通メンテナンス版数とみなします。

本オプションと-Xオプションを両方指定した場合、本オプションは無効となります。本オプションと-Xオプションを両方省略した場合、共通メンテナンス版数のメンテナンス版数情報を出力します。ワイルドカード指定および複数指定はできません。

-e メンテナンス版数の世代:
メンテナンス版数の世代を指定します。メンテナンス版数の世代は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。省略した場合は、すべての世代の情報を出力します。
-X:
全メンテナンス版数を検索/表示します。-vオプションと本オプションが同時に指定された場合、-vオプションは無効となります。本オプションと-vオプションを両方省略した場合、共通メンテナンス版数のメンテナンス版数情報を出力します。
-H own | other:
検索対象のシステムが、運用管理サーバ配下のサーバ(以降、隣接サーバと呼びます)か、サーバ配下のサーバ(以降、非隣接サーバと呼びます)かを指定します。
own:
隣接サーバのシステムに対して検索します。
other:
非隣接サーバのシステムに対して検索します。

本オプションを省略した場合、“own”が指定されたものとみなします。

-f CSV出力先ファイル名:
CSV出力先ファイル名をフルパス,または相対パスで指定します。本オプションを指定した場合には、CSV形式で出力されます。

本オプションを省略した場合、コンソール画面に結果出力します。

-M 検索対象システム一覧ファイル名:
複数システムを出力する場合に、出力したいシステム名を記述したファイルをフルパスまたは相対パスで指定します。ファイルの作成方法を以下に示します。

本オプションは-sオプションと同時に指定できません。

-kオプションに“own”を指定した場合には、本オプションを指定することはできません。

■復帰値

0:正常終了
検索処理が正常に終了しました。
3:処理継続不可能な使用者エラー
オプションの指定に誤りがあります。検索処理ができません。
4:プログラム・エラー
システムエラーが発生しました。検索処理ができません。

■参照

drmslst(DRMS管理ファイルの情報検索コマンド)
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

■使用例1

全隣接サーバの情報を出力します。

drmslstf -a rms -k serv

■使用例2

クライアント名の先頭3文字が“FMV”のシステム名と指定し、指定したシステムの情報を検索します。

drmslstf -a rms -k serv -s "FMV*"

■実行結果/出力形式

標準出力に、ユーザ資源の送信と適用状況が出力されます。

出力形式は現行のdrmslstの出力形式と同じです。また、-fオプションを指定してCSVファイルへの出力を行った場合は、資源配付結果通知情報で作成される結果通知CSVレコードの形式と同じです。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright FUJITSU LIMITED 1995-2008