Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.46 drmsfsdc(クライアントへの強制配付コマンド)

■機能説明

本コマンドは、運用管理サーバからクライアントに対して強制配付の指示を行います。

■記述形式

【Windows版】

drmsfsdc

-a snd -s システム名 -k {cl|serv} [-h all|only] [-t YYYYMMDDhhmm|quick|cancel] [-G quick|apply] [-l new|old]

【UNIX版】

drmsfsdc

-a snd [-s システム名] -k {ws|serv|own} [-h all|only] [-t YYYYMMDDhhmm|quick|cancel] [-G quick|apply] [-l new|old]

■オプション

-a snd:
本コマンドの機能を定義します。本オプションは“snd”と指定します。
-s システム名:
強制配付されるシステム名を指定します。

UNIX版の場合、“-k own”を指定した場合には、当オプションは指定できません。また、“-k own”以外を指定した場合には、当オプションは必須です。

-k {cl|serv}【Windows版】:
システムの種別を指定します。本オプションは以下のように指定します。
cl:
クライアント
serv:
サーバ

“serv”を指定した場合、指定サーバ配下の全クライアントが強制配付の対象となります。

-k {ws|serv|own}【UNIX版】:
システムの種別を指定します。本オプションは以下のように指定します。
ws:
クライアント
serv:
サーバ

“serv”を指定した場合、指定サーバ配下の全クライアントが強制配付の対象となります。

own:
自システム

“own”を指定した場合、自サーバ配下の全クライアントが強制配付の対象となります。

-h all|only:
-sで指定した配下のサーバを対象にするかどうかを指定します。本オプションは、-kオプションに“serv”、および-lオプションに“new”を指定した場合だけ有効です。

なお、本オプションを省略した場合は“all”を指定したものとみなします。

all:
配下のサーバを対象とする
only:
配下のサーバを対象としない
-t YYYYMMDDhhmm|quick|cancel:
クライアントへダウンロードが開始する予定日時を指定します。省略した場合は、“quick”を指定したものとみなします。
YYYY:
西暦年を指定します。
MM:
01〜12で月を指定します。
DD:
01〜31で日付を指定します。
hh:
00〜23で時間を指定します。
mm:
00〜59で分を指定します。
quick:
即時指定。配付指示後、即時にクライアントのダウンロードが開始されます。
cancel:
キャンセル。日時指定の状態を解除します。
-G quick|apply:
クライアント資源のダウンロード種別を指定します。ダウンロード種別を以下に示します。
quick:
クライアントの設定に従って、分割転送する場合に指定します。
apply:
クライアントの設定に従って、分割転送配付しない場合に指定します。

なお、本オプションを省略した場合は、“apply”を指定したものとみなします。

-l new|old:
部門管理/業務サーバ配下のクライアント情報を部門管理/業務サーバへ問い合わせるかどうかを指定します。
new:
部門管理/業務サーバへ問い合わせる場合に指定します。
old:
部門管理/業務サーバへ問い合わせない場合に指定します。

なお、本オプションを省略した場合は、“new”を指定したものとみなします。

■復帰値

0:成功
強制配付指示が正常に終了しました。
1:パラメタエラー
パラメタエラーが発生しました。処理を中断します。
2:タイムアウト
タイムアウトが発生しました。処理を中断します。
3:処理続行不可能なエラー
処理続行不可能なエラーが発生しました。処理を中断します。

Windows版の場合は、errcl.txtを参照してください。

■参照

強制配付の情報設定ファイルの定義【Windows版】
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

■使用例1

【Windows版】

システム名を“drmscl1”、システム種別を“cl”、予定日時を“quick”と指定して、配付指示します。

drmsfsdc -a snd -s drmscl1 -k cl -t quick

【UNIX版】

システム名を“drmsws1”、システム種別を“ws”、予定日時を“quick”と指定して、配付指示します。

drmsfsdc -a snd -s drmsws1 -k ws -t quick

■使用例2

システム名を“drmssrv1”、システム種別を“serv”、予定日時を“1999年4月28日12時00分”として、drmssrv1サーバ配下およびdrmssrv1サーバ配下のすべてのサーバ配下のクライアントに対して配付指示します。

drmsfsdc -a snd -s drmssrv1 -k serv -h all -t 199904281200

■実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。


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