Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド> 1.2.42 drmsdlt(資源配付の管理情報削除コマンド(サーバ用))

1.2.42.5 ユーザ資源データの削除

■機能説明

ユーザ資源の最新、最古またはすべての世代を削除します。最新または最古以外の中間の世代だけの削除はできません。

■記述形式

drmsdlt

-a rsc -g 資源グループ名 [-n|-o] [-v バージョン・レベル] [-H own|other] [-e 世代識別名] [-E] [-m 削除先サーバ名]

■オプション

-a rsc:
本コマンドの機能を定義します。本オプションは“rsc”と指定します。
-g 資源グループ名:
削除するユーザ資源の所属する資源グループ名を指定します。資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字または“#”で指定します。
-n:
最新のユーザ資源の世代を削除する場合に指定します。
-o:
最古のユーザ資源の世代を削除する場合に指定します。
-v バージョン・レベル:
削除するユーザ資源の所属する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルは、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。省略した場合は、空白のバージョン・レベルが指定されたものとみなします。
-H own|other:
削除対象のシステムが、運用管理サーバ配下のサーバ(以降、隣接サーバと呼びます)か、サーバ配下のサーバ(以降、非隣接サーバと呼びます)かを指定します。本オプションは-mオプションを指定した場合に有効になります。
own:
隣接サーバのシステムに対してユーザ資源を削除します。
other:
非隣接サーバのシステムに対してユーザ資源を削除します。

本オプションを省略した場合、“own”が指定されたものとみなします。

-e 世代識別名:
削除する資源グループの所属する世代識別名を指定します。世代識別名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションは-nオプションまたは-oオプションのどちらかを指定する必要があります。本オプションを省略した場合は-nオプション指定時は運用管理サーバ側で持つ最新世代が指定されたものとし、-oオプション指定時は運用管理サーバ側で持つ最古世代が指定されたものとみなします。
-E:
削除対象となる資源グループのシステムの送信・適用状況のステータスも削除する場合、および削除対象となるシステム配下のクライアントの資源を削除する場合に指定します。本オプションは-mオプションを指定した場合に有効となります。
-m 削除先サーバ名:
削除対象とするサーバのあて先システム名を指定します。

Windows版の場合、削除先サーバ名は、ASCII(16文字以内)またはシフトJIS(8文字以内)の全角文字列で指定します。

UNIX版の場合、削除先サーバ名は、ASCII(16文字以内)、EUC(8文字以内)またはシフトJIS(8文字以内)の全角文字列で指定します。ただし、Linuxで指定可能な全角文字列は、ASCII(16文字以内)およびEUC(8文字以内)だけです。

本サーバ配下の全クライアントも削除対象となります。本オプションを省略した場合、自システムを削除対象とします。

削除する対象と、-mオプションおよび-Eオプションの関係を以下に示します。

削除する対象

-m指定の要否

-E指定の要否

自システムの資源

不要

不要

自システムの資源 および
自システム直下のクライアントの資源

不要

必須

自システムの資源 および
サーバの資源

必須

不要

自システムの資源、サーバの資源、
およびサーバ配下クライアントの資源

必須

必須

■復帰値

0:正常終了
削除処理が正常に終了しました。
3:処理継続不可能な使用者エラー
指定した資源グループ名がありません。削除処理ができません。

指定した世代識別名は、最新または最古世代ではありません。削除処理ができません。

オプションの指定に誤りがあります。削除処理ができません。

通信処理でエラーが発生しました。削除処理ができません。

4:プログラム・エラー
システムにエラーが発生しました。削除処理ができません。

■参照

drmsadd(DRMS管理ファイルへの資源データ登録コマンド)
drmsdfn(資源配付の管理情報定義コマンド(サーバ用))
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

■使用例1

資源グループ“TEXTDATA”、バージョン・レベル“V11L10”の、最古世代の資源グループを削除します。

drmsdlt -a rsc -g TEXTDATA -v V11L10 -o

■使用例2

サーバ“SERV1”にある"資源グループ“TEXTDATA”、バージョン・レベル“V11L10”のすべての世代について削除します。

drmsdlt -a rsc -g TEXTDATA -v V11L10 -m SERV1 -E

■実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。


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