Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド> 1.2.38 drmscsv(CSV情報(資源の配付・適用状況/インベントリ)の変更/データベース登録コマンド)

1.2.38.3 CSVファイルの情報の連結

■機能説明

指定された配付ドメインから通知された複数のCSVファイルを、連結先ファイルに連結して格納します。この際に、今までに本コマンドを使用した結果の旧連結ファイルを指定すれば、この情報を含めて連結処理を行います。また、ステータス情報のCSVについては、処理完了後に連結元のファイルを自動的に削除することもできます。

なお、連結後のファイルには、1行目に各項目の内容を示す行が追加されます。

■記述形式

drmscsv

-a merge [-k sts|inv] [-i hard|soft|text|reg] -s 配付ドメイン名 -o 連結先ファイル [-m 旧連結ファイル] [-d]

■オプション

-a merge:
本コマンドの機能を定義します。本オプションは“merge”と指定します。
-k sts|inv:
対象とするCSVファイルの種別を指定します。
sts:
ステータス情報のCSVを対象にします。
inv:
インベントリ情報のCSVを対象にします。

なお、本オプションを省略した場合は、“sts”が指定されたものとみなします。

-i hard|soft|text|reg:
-kオプションに“inv”を指定した場合に、インベントリ情報のデータを指定します。
hard:
ハードウェア情報のデータを対象にします。
soft:
ソフトウェア情報のデータを対象にします。
text:
システムのテキスト情報のデータを対象にします。
reg:
レジストリ情報のデータを対象にします。

なお、本オプションを省略した場合は、soft”が指定されたものとみなします。

-s 配付ドメイン名:
連結処理を行う対象の配付ドメイン名(サーバのシステム名)を指定します。
-o 連結先ファイル:
CSVファイルを連結した結果の格納先ファイル名を指定します。指定したファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書きします。
-m 旧連結ファイル:
CSVファイルを連結するときに、以前に本コマンドを使用して連結したファイルも同時に連結する場合に指定します。連結する順番は、本オプションで指定したファイル、各-sオプションで指定した各CSVファイルの順になります。
-d:
-sで指定する連結元のCSVファイルを連結処理が正常終了したあとに、削除する場合に指定します。-kオプションに“inv”を指定した場合には、本オプションを指定することはできません。

■復帰値

0:正常
処理が正常に終了しました。
3:処理継続不可能な使用者エラー
オプションの指定に誤りがあります。連結処理ができません。

出力されているエラーメッセージの理由により、連結処理ができません。

4:プログラム・エラー
システムエラーが発生しました。連結処理ができません。

■参照

表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)

■コマンド格納場所

Windows

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin

UNIX

/opt/systemwalker/bin

■実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

【UNIX】

■注意事項

■使用例

【Windows版】

配付ドメイン“SERV01”から通知されたインベントリのソフトウェア情報を連携し、連結先ファイルc:\temp\drms.csvに格納します。

drmscsv -a merge - k inv -i soft -s SERV01 -o c:\temp\drms.csv

【UNIX版】

配付ドメイン“SERV01”から通知されたインベントリのソフトウェア情報を連結し、連結先ファイル/temp/9903.csvに格納します。

drmscsv -a merge - k inv -i soft -s SERV01 -o /temp/9903.csv

■実行結果/出力形式

復帰値を参照してください。正常に終了した場合もその旨のメッセージが出力されます。


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