Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 -
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目次
索引

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1.2.32.2 ユーザ資源の適用
■機能説明
本コマンドは、ユーザ資源の適用を自動化できない場合に、手動で適用を行うためのものです。受信したユーザ資源を、資源グループ単位で適用します。
■記述形式
drmsapy |
-a rsc -g 資源グループ名 [-v バージョン・レベル] [-e 世代識別名] |
■オプション
- -a rsc:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションは“rsc”と指定します。
- -g 資源グループ名:
- 適用するユーザ資源の所属する資源グループ名を指定します。
資源グループ名は、ASCII(12文字以内)の英数字または“#”で指定します。
- -v バージョン・レベル:
- 適用するユーザ資源の所属する資源グループのバージョン・レベルを指定します。バージョン・レベルはASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略した場合は、空白のバージョン・レベルを指定したものとみなします。
- -e 世代識別名:
- 適用する資源グループの世代識別名を指定します。適用は指定された世代まで行われます。世代識別名は、ASCII(8文字以内)の英数字で指定します。本オプションを省略すると、資源グループに属している未適用の世代をすべて適用します。
■復帰値
- 0:成功
- 適用処理が正常に終了しました。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- 指定した資源グループ名がありません。適用処理ができません。
識別名で指定された世代がありません。適用処理ができません。
オプションの指定に誤りがあります。適用処理ができません。
- 4:プログラム・エラー
- システムにエラーが発生しました。適用処理ができません。
■参照
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)
■コマンド格納場所
Windows |
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpdrmssv\bin |
UNIX |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
【Windows】
- DistributionOperation権限が必要です。
- サーバ用コマンドです。
【UNIX】
- システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
- サーバ用コマンドです。
■注意事項
- 適用異常となった世代を、エラー原因を取り除いたあとで、再適用する場合は、-eオプションで世代識別名を指定する必要があります。
- 複数世代が適用異常の場合、-eオプションで最新世代を指定することで、資源グループの全世代を適用することができます。
【Windows版】
- 資源の適用は、適用先ディレクトリに存在する置き換え前のファイルを一旦リネームしたあと、資源配付で配付したファイルを適用先ディレクトリにコピーします。その後、リネームした置き換え前のファイルを削除する動作を行います。そのため、置き換え前のファイルが動作中のファイルであっても、リネームが成功したファイルについては、強制的にファイルの置き換えを行います。ファイルのリネームが失敗した場合は、資源の適用に失敗します。
■使用例
資源グループ名を“TEXTDATA”、バージョン・レベルを“V11L10”、世代識別名を“E010”とします。
drmsapy -a rsc -g TEXTDATA -v V11L10 -e E010
■実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。
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