Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド |
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第3部 ファイアウォールとプロキシサーバ | > 第8章 HTTPトンネリング | > 8.2 HTTPトンネリングの環境設定 |
HTTPトンネリングでSSLを使用した暗号化通信を行う場合、クライアント側でSSL環境設定を行う必要があります。以下にクライアントのSSL環境設定について説明します。
SSL通信を行う場合は、“セキュア通信サービス”(セキュア通信と証明書管理)がインストールされている必要があります。
なお、証明書の発行局として、以下を使用することができます。
クライアント(プレインストール型)でHTTPトンネリングのSSL通信を行う場合は、クライアントでSSL環境設定が必要です。SSL環境設定は、SSL連携を行う場合のクライアントの設定と同じ手順で実施します。
設定手順の詳細については、“CORBAクライアントの環境設定”を参照してください。
クライアント(Portable-ORB)でHTTPトンネリングを使用する場合は、Webブラウザの環境に証明書を登録します。Portable-ORBのSSL環境の設定について説明します。
証明書発行局から発行されたサイト証明書を使用してSSL通信を行うためには、サイト証明書の発行局の証明書をWebブラウザに登録する必要があります。Webブラウザへの登録は、以下の方法で行います。
Webブラウザへ登録されると、SSL環境が設定されたWebサーバのサービスを利用できるようになります。
発行局の証明書を登録するためのHTMLの例を以下に示します。以下のリンクをクリックすることにより、発行局の証明書がWebサーバからダウンロードされ、Webブラウザに登録されます。
<HTML> |
ブラウザ |
Java VM |
HTTPS(SSL) |
Internet Explorer |
JBKプラグイン |
可(注) |
Internet Explorer |
Java Plug-in |
不可 |
注)JBKプラグインを使用する場合、JBKプラグインの設定ファイル(jbkplugin.properties)に以下を記述する必要があります。
jbk.plugin.protocol.https=native
JBKプラグインの詳細については、Interstage Studioの“J Business Kit オンラインマニュアル”を参照してください。
SSLバージョン3.0を使用してクライアント認証を行うするためには、Webブラウザにクライアント証明書(サイト証明書)が必要です。また、クライアント証明書の発行局の証明書を証明書/CRL管理環境に登録する必要があります。クライアント証明書は、証明書発行局に発行を依頼し取得します。
クライアント証明書としては、InfoCA、またはSystemwalker/PkiMGRが発行する証明書が使用できます。詳細については、InfoCA、またはSystemwalker/PkiMGRのマニュアルを参照してください。
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