Interstage Application Server/Interstage Web Server メッセージ集 |
目次 |
第4部 ログファイルに出力されるメッセージ | > 第42章 Interstage HTTP Serverが出力するメッセージ | > 42.1 Interstage HTTP Serverのエラーログ |
ここでは、ログレベルがwarnであるメッセージの意味・対処について、説明します。
%s1: gethostname() failed to determine ServerName
[可変情報]
%s1:Webサーバの実行プログラム名
[意味]
ローカルホスト名の獲得に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
対処を行う必要はありません。
(%s1)%s2: apr_socket_opt_set: (TCP_NODELAY)
[意味]
ソケットオプションの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
接続直後にクライアントから切断された可能性があります。クライアントを確認してください。
(%s1)%s2: get socket to connect to listener
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
ソケットの作成に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を中止します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
通信プロセスへのSIGHUPシグナルの送信に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
通信プロセスへのSIGTERMシグナルの送信に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
(%s1)%s2: make_sock: failed to set ReceiveBufferSize for address %s3, using default
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3: IPアドレス
[意味]
受信バッファサイズの設定に失敗しました。オペレーティングシステムのシステムパラメタの設定値を使用します。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
(%s1)%s2: make_sock: failed to set SendBufferSize for address %s3, using default
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3: IPアドレス
[意味]
送信バッファサイズの設定に失敗しました。オペレーティングシステムのシステムパラメタの設定値を使用します。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
(%s1)%s2: mpm_get_completion_context: CreateEvent failed.
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
イベントの作成に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
対処を行う必要はありません。
(%s1)%s2: mpm_get_completion_context: Failed to create the transaction pool.
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
メモリ管理領域の作成に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
(%s1)%s2: No installed ConfigArgs for the service "%s3", using Apache defaults.
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
%s3:サービス名
[意味]
インストールパラメタが設定されていないため、初期設定値を利用します。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
(%s1)%s2: set timeout on socket to connect to listener
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
リスナーソケットのタイマーの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を中止します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
(%s1)%s2: setsockopt(SO_UPDATE_ACCEPT_CONTEXT) failed.
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
ソケットオプションの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGABORTシグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGABRTシグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGBUSシグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGHUPシグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGILLシグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGINTシグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGPIPEシグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGSEGVシグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGTERMシグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGUSR1シグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGXCPUシグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
SIGXFSZシグナルハンドラの設定に失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
(%s1)%s2: winnt_accept: Asynchronous AcceptEx failed.
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
ネットワーク接続の受け付けに失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を中止します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
ソケットの作成に失敗しました。0.1秒後に再度作成します。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[可変情報]
%s1:エラー詳細番号
%s2:エラー詳細内容
[意味]
パイプへの書き込みに失敗しました。
[システムの処理]
Webサーバは、継続して運用します。
[ユーザの対処]
エラー詳細内容%s2を参照して、失敗の原因を取り除いてください。
[client %s1] [%s2] authenticate: user %s3 authentication failed; URI %s4 [%s5][%s6]
[可変情報]
%s1:クライアントまたはプロキシサーバなどのIPアドレス
%s2:通信プロセスのプロセスID
%s3:ユーザ名
%s4:URI
%s5:エラー理由
%s6:LDAPエラーメッセージ
[意味]
指定されたユーザ名%s3の認証に失敗しました。
[システムの処理]
通信を終了します。
[ユーザの対処]
以下の対処を行ってください。
上記が正しく設定されている場合は、以下の表を参照し、表示されたエラー理由%s5に対応する対処を行ってください。
エラー理由%s5 |
対処 |
Could not connect to LDAP server: SSL error (%s7, %s8)(注) |
SSLエラーコード%s7を参照して、失敗の原因を取り除いてください。SSLエラーコードについては、“SSLエラーコード”を参照してください。 |
LDAP compare failed: SSL error: (%s7, %s8) (注) |
|
Could not bind to LDAP server '%s9' as %s10: SSL error (%s7, %s8) (注) |
|
LDAP search for %s11 failed: SSL error: (%s7, %s8) (注) |
|
User bind as %s10 failed: SSL error: (%s7, %s8) (注) |
|
Could not connect to LDAP server: %s12(注) |
エラー詳細内容%s12を参照して、失敗の原因を取り除いてください。 |
上記以外 |
LDAPエラーメッセージ%s6を参照し、失敗の原因を取り除いてください。LDAPエラーメッセージについては、“LDAPエラーコード”を参照してください。 |
注)[可変情報]
%s7:SSLエラーコード
%s8:SSLエラー詳細コード
%s9:ディレクトリサーバのホスト名
%s10:BINDするためのDN
%s11:検索フィルタ
%s12:エラー詳細内容
上記の対処を行っても本メッセージが出力される場合は、iscollectinfoコマンドを使用して調査情報を採取した後、技術員に連絡してください。
[client %s1] handler "%s2" not found for: %s3
[可変情報]
%s1:クライアントまたはプロキシサーバなどのIPアドレス
%s2:ハンドラ名
%s3:ファイル名
[意味]
コンテンツ%s3に対するハンドラが存在しません。
[システムの処理]
ステータスコード“500”(Internal Server Error)で応答します。
[ユーザの対処]
MIMEの設定とハンドラの定義を確認してください。
_default_ VirtualHost overlap on port %s1, the first has precedence
[可変情報]
%s1:ポート番号
[意味]
環境定義ファイル(httpd.conf)の<VirtualHost>セクションの_default_の設定において、ポート番号%s1が他のホストと重複しています。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
環境定義ファイル(httpd.conf)の<VirtualHost>セクションの設定を確認してください。<VirtualHost>セクションの設定については、“Interstage HTTP Server 運用ガイド”の“ディレクティブ一覧”を参照してください。
child process %s1 still did not exit, sending a SIGTERM
[可変情報]
%s1:プロセスID
[意味]
通信プロセス%s1が終了しないため、SIGTERMを送信します。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を中止します。
[ユーザの対処]
対処を行う必要はありません。
httpd (pid %s1) already running
[可変情報]
%s1:プロセスID
[意味]
Webサーバは、すでに起動されています。
[システムの処理]
Webサーバの起動処理を中止します。
[ユーザの対処]
対処を行う必要はありません。
[可変情報]
%s1:プロセスID
[意味]
Webサーバのプロセス%s1が存在しません。
[システムの処理]
Webサーバの停止処理を中止します。
[ユーザの対処]
対処を行う必要はありません。
Limiting internal redirects to very low numbers may cause normal requests to fail.
[意味]
環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブにおいて、内部リダイレクトの最大数に4より小さい値が設定されています。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブには、4以上の値を設定することを推奨します。
Limiting the subrequest depth to a very low level may cause normal requests to fail.
[意味]
環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブにおいて、サブリクエストの最大数に4より小さい値が設定されています。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
環境定義ファイル(httpd.conf)のLimitInternalRecursionディレクティブには、4以上の値を設定することを推奨します。
NameVirtualHost %s1:%s2 has no VirtualHosts
[可変情報]
%s1:バーチャルホスト名
%s2:ポート番号
[意味]
環境定義ファイル(httpd.conf)のNameVirtualHostディレクティブに設定したホスト名%s1は、バーチャルホストではありません。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
環境定義ファイル(httpd.conf)のNameVirtualHostディレクティブに設定したホスト名%s1を確認してください。NameVirtualHostディレクティブの設定については、“Interstage HTTP Server 運用ガイド”の“ディレクティブ一覧”を参照してください。
pid file %s1 overwritten -- Unclean shutdown of previous Apache run?
[可変情報]
%s1:ファイル名
[意味]
制御プロセスに割り当てられたプロセスIDと、制御プロセスのプロセスIDを管理するファイル%s1の内容が異なっています。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
対処を行う必要はありません。
Server ran out of threads to serve requests. Consider raising the ThreadsPerChild setting
[意味]
クライアントからの同時接続リクエスト数が、環境定義ファイル(httpd.conf)のThreadsPerChildディレクティブに設定した同時接続数の上限値を超過しました。
[システムの処理]
Webサーバは、継続して運用します。
[ユーザの対処]
環境定義ファイル(httpd.conf)のThreadsPerChildディレクティブに設定した同時実接続数の上限値を確認してください。ThreadsPerChildディレクティブの設定については、“Interstage HTTP Server 運用ガイド”の“ディレクティブ一覧”を参照してください。
[可変情報]
%s1:バーチャルホスト名
%s2:ポート番号
%s3:バーチャルホスト名
%s4:ポート番号
[意味]
環境定義ファイル(httpd.conf)の<VirtualHost>セクションの設定において、バーチャルホスト名とポート番号が重複しています。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
環境定義ファイル(httpd.conf)の<VirtualHost>セクションの設定を確認してください。<VirtualHost>セクションの設定については、“Interstage HTTP Server 運用ガイド”の“ディレクティブ一覧”を参照してください。
WARNING: Attempt to change ServerLimit ignored during restart
[意味]
リスタートにおけるServerLimitディレクティブの設定は、無視します。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
対処を行う必要はありません。
WARNING: Attempt to change ThreadLimit ignored during restart
[意味]
リスタートにおけるThreadLimitディレクティブの設定は、無視します。
[システムの処理]
Webサーバプログラムの実行処理を続行します。
[ユーザの対処]
対処を行う必要はありません。
目次 |