Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド |
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付録C データベース連携サービスの環境定義 |
OTSおよびJTSが連携するリソース(データベース、リソースアダプタなど)に接続するための情報を定義するファイルです。otssetrscコマンドを利用してリソース単位に登録します。
“キー=値”の形式で定義されます。
OTS用リソース定義ファイル
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# 環境変数
ENVIRON ORACLE_SID=orac
ENVIRON ORACLE_HOME=/opt/oracle.............(Solaris、Linuxの場合)
ENVIRON LD_LIBRARY_PATH=/opt/oracle/lib.....(Solaris、Linuxの場合)
# 使用するデータベースシステム名と OPENINFO文字列、CLOSEINFO文字列
NAME=oracle_rmp_thread
RMNAME=Oracle_XA
OPENINFO=Oracle_XA+Acc=P/system/manager+SesTm=0+Threads=true
CLOSEINFO=
THREADS=TRUE................................(Solaris、Linuxの場合)
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JTS用リソース定義ファイル
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# database1
name=xads1
rscType=JTS
type=JDBC
lookUpName=jdbc/XADataSource
initialContextFactory=com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory
providerURL=file:/tmp/JNDI
user=dbuser
password=dbpass
logfileDir=c:\interstage\ots\var............(Windowsの場合)
logfileDir=/opt/FSUNots/var.................(Solarisの場合)
logfileDir=/opt/FJSVots/var.................(Linuxの場合)
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キーの名前は、OTSおよびJTSで大文字、小文字の違いがありますが、同じ意味を持ちます。
キー(OTS) |
キー(JTS) |
意味 |
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環境変数の設定 |
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リソース定義名 |
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リソースマネージャ名 |
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オープン文字列 |
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クローズ文字列 |
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スレッドモード |
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OTS用のリソース管理プログラムの多重度 |
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リソース定義ファイルの種類 |
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リソースの種類 |
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リソースの検索名 |
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initialContextFactory名 |
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プロバイダURL |
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ユーザ名 |
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ユーザ名 |
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パスワード |
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グループ名 |
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− |
リソースのログファイル格納ディレクトリ |
リソース管理プログラムあるいは、リソース管理プログラムと同じプロセス内で動作するデータベースライブラリに渡す環境変数envを、値dataに設定します。
省略することができます。
リソース管理プログラムを使用するサーバアプリケーションの起動時に指定するデータベースへの環境変数と同一の環境変数を指定してください。
また、リソース定義ファイルには、LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/opt/oracle/libのように$指定をすることはできません。
使用するデータベースがSymfoware/RDBの場合、Symfoware/RDBの必須製品であるライブラリのパス名を、環境変数LD_LIBRARY_PATHに指定してください。
otssetrscコマンドによって登録された際に、ここに記載されたリソース定義名として登録されます。1度登録されたリソース定義ファイルは、すべてリソース定義名で扱うことが可能になります。リソース定義名は32文字以内で記述する必要があります。
“JTSRMP”は予約語ですのでリソース定義名に使用できません(一部またはすべてを小文字にしても使用できません)。
JTS用リソース定義ファイルでは、isj2eeadminコマンドで登録するJ2EEリソース定義の接続対象となるリソースの“定義名”を指定してください。詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“isj2eeadmin”を参照してください。
省略することはできません。
system_nameにデータベースのシステム名を指定します。
Oracleの場合、“Oracle_XA”、Symfoware/RDBの場合、“RDBII”、SQL Serverの場合、“MS_SQL_Server”、MQDの場合、“XA_MQD”です。
Oracleの場合、“Oracle_XA”、Symfoware/RDBの場合、“RDBII”、MQDの場合、“XA_MQD”です。
open_dataにデータベースのベンダが公開する、データベースをオープンする場合に必要なopen文字列を指定します。
open_dataは256文字以下で指定します。
指定する内容については、各データベースのマニュアルを参照してください。
OPENINFOに指定するユーザ名は、各データベースに対するアクセス権限がないと、リソース管理プログラムの起動が失敗します。必要な権限に関しては、各データベースのマニュアルを参照してください。
プロセスモードならびにスレッドモードのタイプが、リソース管理プログラム作成時と動作時(リソース定義ファイル内のスレッド指定)に違っている場合、リソース管理プログラムの起動が誤動作する可能性がありますので、必ずタイプをあわせて運用してください。
close_dataにデータベースのベンダが公開する、データベースをクローズする場合に必要なclose文字列を指定します。
close_dataは256文字以下で指定します。
指定する内容については、各データベースのマニュアルを参照してください。
リソース管理プログラムがプロセスモード(FALSE)か、スレッドモード(TRUE)かを指定します。省略した場合は、FALSE(プロセスモード)になります。
OTS用のリソース管理プログラムの多重数を指定します。省略した場合は多重度5となります。通常は変更する必要がありません。指定する場合は、1〜31の範囲で指定することが可能です。
最大値を超えた場合は、警告メッセージ(ots9017)を出力し、31を自動的に設定します。
リソース管理プログラムの多重度は、トランザクション処理性能を最大限に引き出すようにチューニングされているため、デフォルト値を変更する必要はありません。
変更する場合は、OTSシステムのスレッド多重度とリソース管理プログラムの多重度の関係を以下のように設定してください。
OTSシステムのスレッド多重度 =< リソース管理プログラムの多重度
リソース定義ファイルの種別を指定します。OTSを利用する場合は“OTS”、JTSを利用する場合は“JTS”を指定します。省略した場合は、“OTS”が指定されます。JTSを利用する場合は、必ず“JTS”を指定してください。
JDBCを利用してデータベースと接続する場合は、“JDBC”もしくは“DBMS”(旧バージョンでの指定方法)を指定してください。J2EE Connector Architectureを利用してリソースアダプタと接続する場合は、“JCA”を指定してください。省略することはできません。
JDBCを利用してデータベースと接続する場合は、データベースが提供するデータソースをバインドした名前を指定します。isj2eeadminコマンドで登録するJ2EEリソース定義で設定したデータソース名と同じ値を指定してください。
J2EE Connector Architectureを利用してリソースアダプタと接続する場合は、リソースアダプタを配備する際に設定した“リソース名”を指定してください。
バインドされたデータソースを参照する時に使用するinitialContextFactoruy名を指定します。isj2eeadminコマンドで登録するJ2EEリソース定義で設定したクラス名と同じ値を指定してください。JDBCを利用してデータベースと接続する場合のみ必須です。
バインドされたデータソースを参照する時に使用するprovider URLを指定します。
isj2eeadminコマンドで登録するJ2EEリソース定義で設定したクラス名と同じ値を指定してください。バインドされたデータソースを参照する時に使用するinitialContextFactoruy名を指定します。JDBCを利用してデータベースと接続する場合のみ必須です。
リソース管理プログラムの実行ユーザを指定します。otssetrscコマンド実行時に、-uオプションを指定した場合には、オプションに指定されたユーザ名が有効になります。
“GROUP”と同時に指定する必要があります。
指定したユーザは、“GROUP”で指定したグループに所属している必要があります。
強化セキュリティモードの場合は、強化セキュリティモード設定時に指定したグループに所属している必要があります。
リソースと接続する際にユーザ名が必要な場合に指定します。
isj2eeadminコマンドで登録するJ2EEリソース定義によって設定したユーザ名を指定してください。
リソースと接続する際にパスワードが必要な場合に指定します。
isj2eeadminコマンドで登録するJ2EEリソース定義によって設定したユーザ名を指定してください。
リソース管理プログラムの実行ユーザを指定します。otssetrscコマンド実行時に、-gオプションを指定した場合には、オプションに指定されたグループ名が有効になります。
“USER”と同時に指定する必要があります。
強化セキュリティモードの場合は、本設定は無視され強化セキュリティモード設定時に指定したグループ名が有効になります。
接続したリソースのトラブル調査を行う場合は、トレースログを採取するディレクトリを指定してください。ディレクトリ名の最後にセパレータは付加しないでください。
通常は指定しません。
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