Interstage Application Server/Interstage Web Server チューニングガイド
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付録B コンポーネントトランザクションサービスの環境定義> B.2 環境定義ファイルの制御文

B.2.1 [SYSTEM ENVIRONMENT]セクション

◆形式

 [SYSTEM ENVIRONMENT]セクションは以下の形式で記述します。なお、本セクションは省略できません。


[SYSTEM ENVIRONMENT]

 

System Scale:

システムの規模

 

Using Session Information Management Object:

SMOの使用の有無

 

Name of Session Information Management Object:

SMOのオブジェクト名

 

Number of Maximum WRAPPER Hold Session:

システム最大保留セション数

 

Number of Communication Buffer:

トランザクションアプリケーションの通信バッファ数

 

Using Interface Check:

インタフェース情報チェック機能使用の有無


[SYSTEM ENVIRONMENT]

 

System Scale:

システムの規模

 

Using Session Information Management Object:

SMOの使用の有無

 

Name of Session Information Management Object:

SMOのオブジェクト名

 

Number of Maximum WRAPPER Hold Session:

システム最大保留セション数

 

Number of Communication Buffer:

トランザクションアプリケーションの通信バッファ数

 

Using Interface Check:

インタフェース情報チェック機能使用の有無

 

IP version:

使用するネットワークのバージョン


[SYSTEM ENVIRONMENT]

 

System Scale:

システムの規模

 

Using Session Information Management Object:

SMOの使用の有無

 

Name of Session Information Management Object:

SMOのオブジェクト名

 

Number of Communication Buffer:

トランザクションアプリケーションの通信バッファ数

 

Using Interface Check:

インタフェース情報チェック機能使用の有無

◆設定内容

System Scale:システムの規模

 システムの規模を指定します。
 Interstage統合コマンドにより初期化を行った場合には、適切なシステム規模が設定されますので、修正する必要はありません。
 システム規模は、接続クライアント数より選択します。各定義値の意味を、以下に示します。

設定値

システム規模

接続クライアント数

small

小規模

1〜5

1〜50

moderate

中規模

6〜10

51〜100

large

大規模

11〜50

101〜500

super

超大規模

51〜100

501〜1000

Using Session Information Management Object:セション情報管理機能の使用の有無

 セション情報管理機能の使用の有無を指定します。

Name of Session Information Management Object:セション情報管理機能のオブジェクト名

 セション情報管理機能のネーミングサービス登録時の名前を指定します。
 指定できる値は、OD_or_admコマンドの-nオプションに指定可能な255バイト以内の値です。ただし、ネーミングコンテキストの指定はできません。省略値は、“ISTD::SMO”です。
 Using Session Information Management Object ステートメントに“NO”が指定された場合は、本ステートメントは無視されます。

Number of Maximum WRAPPER Hold Session:システム最大保留セション数

 システム全体でのセション保留数を指定します。
 0を指定した場合にはセションの抑制は行いません。
 本定義は、[WRAPPER]セクションで指定するPSYS NameステートメントおよびNumber of Maximum Sessionステートメントを定義した場合に有効となります。
 指定できる値は、0〜1000です。省略値は、0です。

Number of Communication Buffer:トランザクションアプリケーションの通信バッファ数

 トランザクションアプリケーションに対する通信時に使用するバッファの数です。本ステートメントで指定した通信バッファ数に、4096byteを積算したサイズの通信バッファが用意されます。
 指定できる値は、500〜10000です。
 1回の通信データ長*同時接続クライアント数を計算し、その値をもとに通信バッファ数を見積もってください。
 通信バッファは、十分なサイズを用意してください。
 なお、システムスケールにより、以下の省略値が設定されます。

small

500

moderate

1000

large

1500

super

2000

Using Interface Check:インタフェース情報チェック機能使用の有無

 インタフェース情報チェック機能使用の有無を指定します。

IP version:使用するネットワークのバージョン

 使用するネットワークのバージョンを指定します。


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