Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド
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付録B Oracle Real Application Clustersとの連携
B.3 Oracle RACと連携の注意事項
データベースサーバがフェイルオーバした場合について
Oracle RACまたはサーバがダウンしフェイルオーバした場合は、Oracle RACの機能として縮退運転し業務を継続します。その際、ダウンしたサーバへのコネクションはすべて継続運用しているOracleへ振り分けられます。
この時、継続運用している各サーバへ通常時以上のコネクションが確立され、コネクションがプーリングされます。そのため、ダウンしたサーバが復旧しても必要数のコネクションがすでにプーリングされているため、復旧したサーバへの振り分けが行われない場合があります。
その場合は、コネクションを再度確立し直すために、ijstune jdbcコマンドによるコネクションの破棄を実行するもしくはIJServerの再起動を行ってください。
Interstage側の設定について
Interstageの自動再接続機能は、“使用する”を設定した運用を推奨します。デフォルトは“使用する”です。詳細は、“チューニングガイド”の“J2EEのチューニング”の“IJServerのチューニング”を参照してください。
Java言語以外のアプリケーションの対応
Interstageには特別な定義は必要ありません。Oracle RAC側だけの設定になります。
データベース連携サービスを使用する場合について
データベース連携サービス(分散トランザクション)では、Oracle RACは使用できません。
Interstage管理コンソールの設定について
記述したサーバURLの構文チェックは、データソース作成時の[DB接続テスト]、もしくは環境設定画面にある[DB接続テスト]ボタンの押下で実施してください。
ただしロードバランス・フェイルオーバの機能が設定されている場合、アドレスリストのDBサーバにアクセスしコネクションを取得するため、定義されているDBサーバが1つでも正しく接続することができればエラーにはならないためすべてのホスト名の確認にはなりません。
[Oracleのコネクションプーリングを使用する]を選択してデータソースを作成した場合、Interstage管理コンソールの[ワークユニット] > [環境設定] > [DBコネクション設定]の異常時の再接続は有効になりません。
Oracle Notification Serviceの設定に不備がある場合、IJServerの起動時にONSからエラーがコンテナログに出力されますが、IJServerの起動には成功します。Oracleのマニュアルおよび“メッセージ集”の“J2EE使用時に出力される例外情報”を参照し、設定の見直し後IJServerの再起動を行ってください。
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