Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド
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第7部 connector編> 第25章 Interstage connectorの基本機能

25.2 リソースアダプタの起動/停止

 リソースアダプタによってIJServerに連動してリソースアダプタの起動と停止処理が実行される場合があります。

 connector1.5規約以降のリソースアダプタではdeployment descriptorファイル(ra.xml)にResourceAdapterクラスを定義することができます。ResourceAdapterクラスにはstartメソッド、stopメソッド、endpointActivationメソッド、endpointDeactivationメソッドが実装されます。
 ResourceAdapterクラスが定義されたリソースアダプタを配備した場合、IJServerの起動または停止時(HotDeploy機能使用時には配備、配備解除または再活性時)に、それぞれのメソッドが呼び出されて、非同期メッセージの受信処理の開始または停止などを行います。

 以下にResourceAdapterクラスのメソッドが実行されるタイミングを記載します。各モジュールが活性化もしくは非活性化されるタイミングについては、“J2EEのHotDeploy機能”を参照してください。

メソッド名

呼び出しタイミング

start

  • IJServer起動時
  • RARファイルに含まれるクラスがオートリロードされた時

以下はHotDeploy機能を使用した場合

  • 起動しているIJServerに対してRARファイル(またはRARファイルを含むEARファイル)を配備した時
  • 起動しているIJServerにおいてRARファイル(またはRARファイルを含むEARファイル)が活性化された時

stop

  • IJServer停止時
  • RARファイルに含まれるクラスがオートリロードされた時

以下はHotDeploy機能を使用した場合

  • 起動しているIJServerに対してRARファイル(またはRARファイルを含むEARファイル)を配備解除した時
  • 起動しているIJServerにおいてRARファイル(またはRARファイルを含むEARファイル)が非活性化された時

endpointActivation

  • IJServer起動時
  • リソースアダプタを受信対象とするMessage-driven Beanを含むejb-jarファイルのクラスがオートリロードされた時

以下はHotDeploy機能を使用した場合

  • 起動しているIJServerに対してリソースアダプタを受信対象とするMessage-driven Beanを含むejb-jarファイル(またはejb-jarファイルを含むEARファイル)を配備した時
  • 起動しているIJServerにおいてリソースアダプタを受信対象とするMessage-driven Beanを含むejb-jarファイル(またはejb-jarファイルを含むEARファイル)が活性化された時

endpointDeactivation

  • IJServer停止時
  • リソースアダプタを受信対象とするMessage-driven Beanを含むejb-jarファイルのクラスがオートリロードされた時

以下はHotDeploy機能を使用した場合

  • 起動しているIJServerに対してリソースアダプタを受信対象とするMessage-driven Beanを含むejb-jarファイル(またはejb-jarファイルを含むEARファイル)を配備解除した時
  • 起動しているIJServerにおいてリソースアダプタを受信対象とするMessage-driven Beanを含むejb-jarファイル(またはejb-jarファイルを含むEARファイル)が非活性化された時

再配備時の注意事項
 再配備を行った場合には、ConnectionFactoryおよび管理対象オブジェクトの定義名を再定義してください。


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