Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド
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第6部 JMS編> 第24章 JMSアプリケーションの開発> 24.2 作成方法

24.2.11 アプリケーション実行時の注意事項

■TopicRequestor/QueueRequestor使用時について

 TopicRequestorクラス、またはQueueRequestorクラスのrequestメソッドは、Topic、またはQueueに要求メッセージを送り、その応答を待ちます。受信アプリケーションが接続していない場合や、受信アプリケーションが応答メッセージを返さない場合など、アプリケーションの構成によってrequestメソッドから復帰しない場合があります。
 上記のような無限の待ち合わせを回避する方法として、システムプロパティを使用することにより、一定時間内に応答が返らない場合にrequestメソッドからの復帰を指示することができます。

[システムプロパティ名]
 com.fujitsu.interstage.jms.receive_timeout
[指定方法]
 ミリ秒単位でタイムアウト時間を設定します。

-Dcom.fujitsu.interstage.jms.receive_timeout=10000


 イベントサービス動作環境の-wtime設定値より小さい値をシステムプロパティに設定した場合、-wtimeの設定時間だけ待ち合わせます。
 タイムアウト発生時、requestメソッドの復帰値はnullとなります。

■メッセージの欠落の防止について

 イベントチャネルのメッセージ蓄積可能なデータ数の上限値を超過した場合、メッセージが欠落することがあります。
 メッセージの欠落を回避する方法として、システムプロパティを使用することにより、エラー通知を指示することができます。

[システムプロパティ名]
 com.fujitsu.interstage.jms.queue_max_err
[指定方法]
 “yes”を設定します。

-Dcom.fujitsu.interstage.jms.queue_max_err=yes

■JMS1.0.2規約のAPIについて

 本製品の8.0以前に作成したJava Message Service 1.0.2規約に従ったアプリケーションは、システムプロパティを使用することにより、8.0以前と同じように動作させることができます。

[システムプロパティ名]
 com.fujitsu.interstage.jms.exception_version_lower
[指定方法]
 “yes”を設定します。

-Dcom.fujitsu.interstage.jms.exception_version_lower=yes


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