Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド
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第3部 EJB編> 第15章 EJBアプリケーションの呼出し方法> 15.5 トランザクションを使用する場合

15.5.1 SessionSynchronizationインタフェースを使用したトランザクション機能

 トランザクションをコンテナで制御する場合、STATEFULのSession Beanでは、javax.ejb.SessionSynchronizationインタフェースを使用できます。
 以下に、SessionSynchronizationインタフェースのメソッドと、Session BeanのSynchronization機能を使用したEJBアプリケーションの作成方法を説明します。


 Interstage StudioでEJBアプリケーションを作成する場合、SessionSynchronizationインタフェースを自動生成できます。

■SessionSynchronizationインタフェースのメソッド

メソッド名

内容

afterBegin

トランザクション内で最初のビジネスメソッド呼出しの前にコンテナより呼び出され、必要なデータベース処理を行います。

beforeCompletion

トランザクションコミット時、リソースマネージャに対してコミットを行う前にコンテナより呼び出されます。
当メソッドでは、キャッシュされたデータベースの更新を書き出すことができます。
また、setRollbackOnlyメソッドを呼び出して、トランザクションにロールバックを設定できます。

afterCompletion

トランザクション完了時にコンテナより呼び出されます。
引数がTrueの場合はトランザクションがコミットしたことを示し、Falseの場合はRollbackしたことを示します。


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