Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド
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第1部 J2EE共通編> 第4章 JNDI

4.8 connectorを参照する場合の環境設定

 connectorを参照する場合、resource adapterの配備後に環境設定を行ってください。
 以下に、resource adapterの配備と環境設定について説明します。

■resource adapterの配備

 Interstage管理コンソール、またはisj2eeadminコマンドを使用して、resource adapterを運用環境に配備します。
 配備時は、resource adapterファイル(.rarファイル)、またはresource adapterファイルを含むEARファイルを指定してください。
 以下に配備時に設定するリソース定義情報の項目を示します。
 config-property情報の内容については、resource adapterの仕様書を参照してください。

設定項目名

設定内容

resource adapterファイル名

指定されたresource adapterファイルが表示されます。この画面での変更はできません。

リソース名

リソースの名前を決めてください。リソース名がJNDIに登録する名前になります。

ユーザ名/パスワード

リソースに接続するために使用するユーザ名とパスワードを指定してください。省略できますが、パスワードだけの指定はできません。

config-property情報

deployment descriptorに定義されたconfig-propertyの情報を変更したい場合に設定してください。プロパティ値だけ変更できます。

 resource adapterファイルは以下のディレクトリ構成で展開されます。resource adapterのマニュアルを参照して、必要に応じてクラスパス、パス、ライブラリパスを設定してください。

◆分散トランザクションを使用する場合

 Interstage管理コンソールの[リソース] > [connector] > [配備] > [グローバルトランザクションの利用]を[する]に設定してください。
 Interstage管理コンソールの詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
 また、isj2eeadminコマンドを使用して設定することもできます。詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“isj2eeadmin”を参照してください。


 IJServerへ配備した場合、分散トランザクションは使用できません。Interstage管理コンソールの[リソース] > [connector]から配備してください。

◆リソース定義の参照・変更

 配備終了後、Interstage管理コンソールを使用して、resource adapterの情報を参照できます。また、配備時に設定したユーザ名/パスワードとconfig-property情報のプロパティ値を変更できます。

■環境設定

 resource adapterを運用する場合は、配備実行後に以下の環境設定が必要です。
 RARファイルは配備実行時に展開されるため、必要に応じて環境変数を設定してください。展開されるディレクトリの格納場所については、“resource adapterの配備”を参照してください。

 以下の例は、リソース名が“RA01”で、RARファイル内にライブラリとRA01.jarが存在する場合のPATHとCLASSPATHの設定方法です。以下の例のように、Interstage管理コンソールを使用するか、isj2eeadminコマンドを使用して設定します。

◆分散トランザクションを使用する場合

PATHとCLASSPATHをシステム環境変数に設定してください。なお、設定後はOSの再起動が必要になります。
PATHとCLASSPATHを環境変数に設定してください。なお、設定はInterstageを起動する前に行ってください。

 connector利用時にエラーが発生した場合は、“トラブルシューティング集”の“EJBアプリケーションの異常”を参照してください。


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