Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド
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第1部 J2EE共通編> 第2章 J2EEアプリケーションの設計> 2.2 J2EEアプリケーションが運用される環境(IJServer)

2.2.7 Javaヒープ/Java Permanent領域不足時の制御

 Javaヒープ、またはJava Permanent領域が不足した場合のIJServerの制御を、以下のオプションから選択できます。IJServerのタイプが“WebアプリケーションとEJBアプリケーションを別JavaVMで運用”のIJServerの場合は、Servletコンテナ、EJBコンテナごとに設定することができます。

 以下に、各オプションについて説明します。

プロセスを再起動する

Javaヒープ領域、Java Permanent領域、Cヒープ領域が不足した場合に、領域不足が発生したプロセスを再起動します。 (注)
再起動することで、運用を再開できます。また、IJServerを複数プロセスで運用することにより、プロセスの再起動中は別プロセスで処理が継続されるため、運用を停止することなく連続運用が可能となります。
プロセスの終了時にEXTP4435のメッセージをシスログに出力します。頻繁に発生する場合は、“メッセージ集” − “メッセージ番号がEXTPで始まるメッセージ” − “EXTP4435”のユーザの対処を参照し、JavaVMオプションを指定して下さい。

アプリケーションにjava.lang.OutOfMemoryErrorを返却する

通常のJavaアプリケーション同様、アプリケーション、およびServlet/EJBコンテナにjava.lang.OutOfMemoryErrorを返却します。
OutOfMemoryError がServlet/EJBコンテナに返却された場合の制御は、コンテナにより異なります。
【Servletコンテナの場合】
可能な限り処理を継続します。ただし、不足した資源や不足量、および発生のタイミングによっては、正常に運用できなくなる(リクエスト処理失敗でステータス500、セションの情報消失、内部異常など)可能性があります。
【EJBコンテナの場合】
プロセスを再起動(注)しますが、この場合はEXTP4435のメッセージは出力されません。
ただし、「プロセスを再起動する」を指定した場合とは異なり、プロセスが終了しない場合があります。
注) 再起動の回数は、リトライカウントで指定します。

 いずれの場合でもJavaプロセスで使用する資源については、“チューニングガイド”の“IJServerのチューニング”を参照し、チューニングと検証を行ってから運用してください。


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