Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (データベース連携サービス編) |
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第8章 サーバアプリケーションの開発(トランザクションアプリケーション/C言語) |
APMの作成にはユーザが作成する“ユーザサービス処理部”のプログラムと 、XA連携用プログラム、XA連携に必要なリソースマネージャが公開するライブラリが必要です。 APMは、トランザクションアプリケーションを使用してグローバルトランザクション運用を行う場合にだけ必要です。
まず、otsmkxapgmコマンドで、XA連携用ソースを作成し、作成したソースをCコンパイラで翻訳してXA連携用プログラム(オブジェクトファイル)を作成します。作成されたXA連携用プログラムとリソースマネージャが公開するライブラリをtdlinkapmコマンドでリンクし、APMを作成します。tdlinkapmコマンドでAPMを作成する場合、APMとして“TDNORM”、および“TDNORMCNT”を使用しないでください。
なお、otsmkxapgmコマンドとtdlinkapmコマンドの詳細な構文については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
以下に、APMを作成する際に必要なデータベース連携サービスで提供するライブラリ名を示します。
ライブラリ名 |
格納場所 |
用途 |
---|---|---|
libservapl.lib(注) |
OTSのインストール先フォルダ\lib |
サーバアプリケーションの運用環境用、データベースアクセスアプリケーション用 |
libtacebasent.lib(注) |
OTSのインストール先フォルダ\lib |
データベースアクセスアプリケーション用 |
libtdcurrent.lib(注) |
OTSのインストール先フォルダ\lib |
データベースアクセスアプリケーション用 |
(注) tdlinkapmコマンド実行時、利用者は意識しなくてもよいライブラリです。
ライブラリ名 |
格納場所 |
用途 |
---|---|---|
libservapl.so(注) |
OTSのインストール先デイレクトリ/lib |
サーバアプリケーションの運用環境用、データベースアクセスアプリケーション用 |
libtacebasent.so(注) |
OTSのインストール先デイレクトリ/lib |
データベースアクセスアプリケーション用 |
libservaplcnt.so(注) |
OTSのインストール先デイレクトリ/lib |
中継サーバアプリケーション用 |
libotsxaora.o |
Oracle用のXA連携用プログラム |
Oracle用のXA連携用プログラム |
Libotsxasym.o |
Symfoware/RDB用のXA連携用プログラム |
Symfoware/RDB用のXA連携用プログラム |
Libotsxamqdo |
MQD用のXA連携用プログラム |
MQD用のXA連携用プログラム |
(注):
tdlinkapmコマンド実行時、利用者は意識しなくてもよいライブラリです。
ライブラリ名 |
格納場所 |
用途 |
---|---|---|
libservapl.so(注) |
OTSのインストール先デイレクトリ/lib |
サーバアプリケーションの運用環境用、データベースアクセスアプリケーション用 |
libtacebasent.so(注) |
OTSのインストール先デイレクトリ/lib |
データベースアクセスアプリケーション用 |
libservaplcnt.so(注) |
OTSのインストール先デイレクトリ/lib |
中継サーバアプリケーション用 |
libotsxaora.o |
Oracle用のXA連携用プログラム |
Oracle用のXA連携用プログラム |
(注):
tdlinkapmコマンド実行時、利用者は意識しなくてもよいライブラリです。
また、XA連携に必要な、リソースマネージャが公開するライブラリについては、使用するリソースマネージャのマニュアルを参照してください。
APMは、ワークユニットでのリソースマネージャの使用形態ごとに作成します。業務システム内で作成が必要なAPMを以下に示します。
ワークユニット |
使用するリソースマネージャ |
作成が必要なAPM |
---|---|---|
ワークユニットA |
リソースマネージャ1 |
リソースマネージャ1を使用するためのAPM |
ワークユニットB |
||
ワークユニットC |
リソースマネージャ2 |
リソースマネージャ2を使用するためのAPM |
ワークユニットD |
アプリケーションをプロセスモードで動作させるには、それに合わせたAPMを作成します。tdlinkapmコマンド実行する際に、プロセスモードのオプションを指定します。アプリケーション作成時と同様に、スレッド対応のライブラリなどを指定すると誤動作を発生する可能性があるため注意が必要です。
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