Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (データベース連携サービス編)
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目次
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
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8.2 APMの構成
コンポーネントトランザクション上で動作するサーバアプリケーションを含むAPMの構成は、CORBAサービス上で動作するサーバアプリケーションと同様ですが、ユーザは“ユーザサービス処理部”と“XA連携用プログラム”を作成し、そして“データベースライブラリ”をtdlinkapmコマンド実行時に指定します。その他の構成部は、tdlinkapmコマンドで処理します。
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- なお、APMの作成形態に、プロセスモードとスレッドモードがあります。プロセスモードのAPMでは、シングルスレッドで動作します。スレッドモードのAPMは、Interstageの制御用スレッドが複数起動します。ただし、ユーザの処理部はマルチスレッド(スレッド多重)で動作しません。
以下に、コンポーネントトランザクション上で動作するサーバアプリケーションの構成を示します。
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ユーザが処理する構成部のうち、ユーザは、ユーザサービス処理部以外に、以下のものを作成します。
XA連携用プログラム
XAインタフェースとの連携用プログラムです。XA連携用プログラムは、otsmkxapgmコマンドで作成します。リソースの種別ごと作成しますが、1つのアプリケーションから複数のリソースへアクセスするような場合は、リソースごとのxa_switch_t構造体の名前を指定して1つのXA連携用プログラムを作成します。
xa_switch_t構造体の詳細な情報は、データベースのマニュアルを参照してください。また、otsmkxapgmコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
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- なお、以下のXA連携用プログラムを標準に提供しています。該当リソースを使用する場合は、otsmkxapgmコマンドで作成する必要はありません。
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このうち、Symfoware/RDB用のXA連携用プログラムは、プロセスモード用とスレッドモード用があり、スレッドモード用のXA連携用プログラムは、Symfoware/RDBから提供されているスレッド用ライブラリを意識したものです。よって、Symfoware/RDBを使用する場合、環境にあわせてスレッドモード用ライブラリあるいは、プロセスモード用ライブラリを使用してください。また、MQDに関係するXA連携用プログラムは、すべてスレッドモード用になります。
- Oracle用XA連携用プログラム(libotsxaora.o)(プロセスモード)
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- Symfoware/RDB用XA連携用プログラム(libotsxasym.o)(プロセスモード)
- Symfoware/RDB用XA連携用プログラム(libotsxasym_mt.o)(スレッドモード)
- MQD用XA連携用プログラム(libotsxamqd.o)(スレッドモード)
- OracleとMQDを使用する場合のXA連携用プログラム(libotsxamqd_ora.o) (スレッドモード)
- Symfoware/RDBとMQDを使用する場合のXA連携用プログラム(libotsxamqd_sym.o) (スレッドモード)
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