Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (データベース連携サービス編)
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4.6.2 複数のデータベースにアクセスするサーバアプリケーションの作成について
1つのサーバアプリケーションから複数のデータベースにアクセスする場合のサーバアプリケーションは、以下のような構成で作成します。
作成手順
- データベースに依存した処理は、main関数の処理とは別ファイルに作成します。
上記例では、その処理を、それぞれ、symfunc1(),symfunc2()とします。
- main関数から呼ばれるサブ関数symfunc1()を、単独でDB1のプリコンパイラを通して必要な言語のソースファイルを生成し、そのソースファイルをコンパイルします。
同様に、サブ関数symfunc2()も、単独でDB2のプリコンパイラを通して必要な言語のソースファイルを生成し、そのソースファイルをコンパイルします。
ここで、リソース種別がSymfoware/RDBで、名前が異なるデータベースに対してアクセスする場合、main関数は、それぞれのサブ関数symfunc1(),symfunc2()を呼び出す前に、“SET CONNECTION"文でアクセス対象のデータベースを切り替えてください。
一方リソース種別が、Oracleで、名前が異なるデータベースに対してアクセスする場合は、それぞれのサブ関数で、DECLARE文(“EXEC SQL DECLARE xxxx DATABASE”: xxxxはデータベース名)でアクセスするデータベース名を宣言することで同様の処理を行うことができます。
- それぞれのオブジェクトモジュールと、コンパイルしたmain関数のオブジェクトモジュールとをあわせてリンクし、サーバアプリケーションを作成します。
以下に、リソース種別がSymfoware/RDBの場合のリソース定義ファイルに設定するOPENINFOの例と“SET CONNECTION"文の例を示します。
- リソース定義ファイルA内のOPENINFO
OPENINFO=TO 'DB1' USER 'system/manager' AS 'C1'
- リソース定義ファイルB内のOPENINFO
OPENINFO=TO 'DB2' USER 'system/manager' AS 'C2'
次に、ユーザアプリケーションでも対応するコネクションを設定します。
- SQL文発行処理部Aのソース内
EXEC SQL SET CONNECTION 'C1';
- SQL文発行処理部Bのソース内
EXEC SQL SET CONNECTION 'C2';
注意点
1つのサーバアプリケーションからアクセスする複数のデータベースの種別が、Oracle, Symfoware/RDBのように異なる場合、サーバアプリケーション作成時にリンクするXA連携用プログラムは、otsmkxapgmコマンドで、複数リソースにアクセスする指定で作成する必要があります。
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