Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (データベース連携サービス編) |
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第3章 クライアントアプリケーションの作成 | > 3.4 クライアントアプリケーションソースの作成(CurrentインタフェースのJava言語) |
クライアント側で行う環境設定について以下に示します。
データベース連携サービスのOTSシステムが動作するホストを設定する必要があります。
設定は、CORBAサービスのディレクトリ配下の/etc/initial_hostsファイルにデータベース連携サービスのOTSシステムが動作するホストの情報(ホスト名とポート番号)を設定します。initial_hostsファイルはエディタを使用して編集します。
なお、OTSシステムと同一ホスト上でクライアントアプリケーションを動作させることもできます。その場合は、initial_hostsファイルへの設定は不要です。
#はコメント行を意味します。
#host port |
otshost : データベース連携サービスが動作するホストのホスト名です。
8002 : CORBAサービスと同一のポート番号です。
irhost : 他ホストのインタフェースリポジトリなどを使用する場合は、インタフェースリポジトリサーバのホスト名とCORBAサービスのポート番号を指定します。
initial_hostsに指定したホスト名は、/etc/hostsファイルにも記載する必要があります。
UNIX環境でデータベース連携サービスのクライアントを作成または実行する場合は、開発環境で作成したスタブファイル、インクルードファイルに加え、データベース連携サービスが提供するclassファイルおよびライブラリが必要となります。詳細については後述のclassファイル、ライブラリを参照してください。また、CORBAアプリケーションとして作成するために、CORBAサービスで提供されているライブラリなどは、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”を参照してください。
classファイルやライブラリは、データベース連携サービスがインストールされているホストからftpなどを使用して、クライアント環境に複写します。以下にライブラリの取り出し例を示します。
(例)/home/usr/libにライブラリを設定する場合
> cd %OTS_HOME%\unix\lib<RETURN> |
クライアントのUNIX環境で以下のコマンドを実行します。
以降、UNIX環境では、bshを使用したコマンドの実行例を示します。プロンプトは、%で統一しています。
% chmod 555 libotscurrent_java.so |
% cd /home/usr/lib |
注)
otsclはデータベース連携サービスが動作するホストのホスト名です。
クライアントアプリケーションを動作させるには、以下の環境変数の設定が必要です。
以下の例のように設定します。OD_HOMEはCORBAサービスを利用するために必要な環境変数です。
% OD_HOME=/opt/FSUNod <RETURN> |
% OD_HOME=/opt/FJSVod <RETURN> |
データベース連携サービスの取り出したライブラリが格納されているディレクトリを設定します。以下の例のように設定します。
% LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/home/usr/lib <RETURN> |
以下の情報を設定します。
% CLASSPATH=$CLASSPATH:/home/usr/java/otscurrentux_java2.jar <RETURN> |
データベース連携サービスが動作するホストを設定する必要があります。設定は、Interstageインストールフォルダ\ODWIN\etc\inithostファイルにデータベース連携サービスが動作するホストの情報(ホスト名とポート番号)を設定します。inithostファイルはエディタを使用して編集します。inithostファイルの設定例を以下に示します。
#はコメント行を意味します。
#host port |
otshost: データベース連携サービスが動作するホストのホスト名です。
8002 : CORBAサービスと同一のポート番号です。
irhost : 他ホストのインタフェースリポジトリなどを使用する場合は、インタフェースリポジトリサーバのホスト名とCORBAサービスのポート番号を指定します。
inithostに指定したホスト名は、以下のフォルダにあるhostsファイルにも記載する必要があります。
PC環境でデータベース連携サービスのクライアントを作成または実行する場合は、開発環境で作成したスタブファイル、インクルードファイルに加え、データベース連携サービスが提供するClassファイルおよびライブラリが必要となります。詳細については後述のClassファイル/ライブラリの一覧表を参照してください。また、CORBAアプリケーションとして作成するために、CORBAサービスで提供されているライブラリなどは、“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”を参照してください。
クライアントで必要なClassファイルおよびライブラリは以下のように取り出してください。
>cd \home\usr\lib <RETURN> |
注)
otshostはデータベース連携サービスが動作するホストのホスト名です。
"$OTS_HOME"は/opt/FSUNotsです。
"$OTS_HOME"は/opt/FJSVotsです。
データベース連携サービスの取り出した以下のライブラリが格納されているディレクトリ名を設定します。
otscurrent_java.dll, otscurrent.dll |
以下の情報を設定します。
set CLASSPATH=%CLASSPATH%;D:\OTS\otscurrent_java2.jar |
classファイル名 |
使用用途 |
格納先 |
---|---|---|
otscurrentux_java2.jar |
Java classファイル |
%OTS_HOME%\UNIX\lib\JAVA |
classファイル名 |
使用用途 |
格納先 |
---|---|---|
otscurrentsv_java2.jar |
Java classファイル |
$OTS_HOME/etc/class |
classファイル名 |
使用用途 |
格納先 |
---|---|---|
otscurrent_java2.jar |
Java classファイル |
|
ライブラリ名 |
使用用途 |
格納先 |
---|---|---|
libCurrent.so |
言語共通マルチスレッド用ライブラリ |
|
libotscurrent_java.so |
Java用ライブラリ |
|
ライブラリ名 |
使用用途 |
格納先 |
|
---|---|---|---|
otscurrent.dll |
言語共通マルチスレッド用ライブラリ |
%OTS_HOME%\pc\lib\C |
|
otscurrent_java.dll |
Java用ライブラリ |
%OTS_HOME%\pc\lib\JAVA |
ライブラリ名 |
使用用途 |
格納先 |
---|---|---|
otscurrent._j.dll |
Java用ライブラリ |
$OTS_HOME/pc/lib/JAVA |
otscurrent_java.dll |
Java用ライブラリ |
$OTS_HOME/pc/lib/JAVA |
サーバ上でトランザクション制御するクライアントアプリケーションを動作させる場合には、“サーバアプリケーションの開発(CORBAアプリケーション/Java言語)”を参照してください。
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